ペンション あるびおん

八ヶ岳 小淵沢の小さな宿に宿泊して、静かな時間と体に優しいお料理をお楽しみください。

TEL.0551-36-4166

 E-Mail.p-albion@p-albion.jp

〒408-0041 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3332-1157

入笠山

梅雨開けの入笠山

アヤメにとまるヒョウモンチョウ

アヤメにとまるヒョウモンチョウ

七夕の日の今日、梅雨が明けましたね。こちらは半日遅れでした。

だんだん青空がみえてきたら、居ても立ってもいられず、3時に入笠山の交通規制が解かれるのを待って入笠山に行ってきました。

初めは御所平へ。連日の梅雨空から一気に晴れ、青い空と緑がまぶしく嬉しいです。レンゲツツジも終わり、今は色鮮やかにアヤメが咲き、目立たないけれどヤマオダマキが沢山咲いています。その間を黄蝶やヒョウモンチョウが飛び交っています。


  • 清楚なヤマオダマキ

    清楚なヤマオダマキ

  • ヤマオダマキキ

    ニッコウキズゲとアヤメ

アヤメ咲く御所平

アヤメ咲く御所平


次に入笠湿原へ。こちらもレンゲツツジは終わり、アヤメとヤマオダマキ、キンポウゲなどが咲き。ヨツバヒヨドリなどが今にも開きそうでした。
入笠湿原は白樺と緑のコントラストが綺麗ですね。雨で洗われた湿原は本当に綺麗でした。時間も時間なの人もほとんどいなくて静寂そのもの。時折吹く風はひんやり。都会は猛暑が続いているかと思うと、出来ることなら送りたくなります。

思えば入笠湿原のここの斜面に寝ころんだのはもう23年くらい前。木道も整備されてなく、勿論ロープも張られていなくてただの草原でした。やはりいいお天気の日で、草の柔らかが気持ちよさそうで寝ころんで見ました。すると良い香りに包まれました。顔を動かして見れば右も左も上もスズランだらけ。私たちは知らずとは言えスズランの上に横たわっていたのです。慌てて飛び起きました。

そんな素朴な昔の湿原が懐かしく思い出されました。今や人から植物を守るため木道が敷かれ、ロープが張られ、鹿から植物を守るために湿原を囲むようにネットが張られ、出入り口が制限され、大きく自然を守るため車が規制され・・・20数年の時の流れの中で大きく変化したものです。これも自然と動物と人が共存していくために仕方ないことなのでしょう。

でもこうして守られた入笠山はこれから次々と色々な花を咲かせ、秋には紅葉し、冬は銀世界の素晴らしい風景を見せてくれます。山頂からの360度景色も圧巻です。
是非一度ゆっくり歩いてみてください。入笠山登山もファミリーで楽しめる登山です。
四季折々の入笠山紹介
車両規制期間は富士見パノラマリゾートのゴンドラで1780mまで一気に登れます。

入笠湿原

入笠湿原


☆八ヶ岳観光とバードウォッチングの宿泊はペンションあるびおん

入笠湿原・大沢山スノーシュー

今朝の気温はマイナス12℃です。晴れているけど寒い朝を迎えました。風は昨日ほどではなさそうです。今日はお仕事があるので、スノーシューには明日行く予定でしたが、この青空に行かない手はありません。早速準備をしGO!こんな気温ですし、久しぶりのスノーシューでしっかりと着込んでしまいました。お日様キラキラだし、風も時折り強く吹くものの思っていたほどの寒さでなく、ちょっと着すぎを後悔。

スズラン群生地への林の中

チケット売り場やゴンドラ終点ではおなじみガイドさんが率いる2パーティーに会いましたが、私たちはスズラン群生地コースを歩き、大沢山に行ったので、その後他の人に会うことがほとんどありませんでした。雪が降って日数が経つので、昨日の棒道同様に雪がウインドクラスト化してカリカリです。でも今年は雪が多いので、ここでは壺足で歩いたら深みにはまりそうです。林を抜け、スズラン群生地を下り入笠湿原へ。今は白一面の世界ですが、春から秋まで色とりどりのお花が咲く湿原なんですよ。


  • 真っ白な入笠湿原

  • 入笠湿原

さて一休みすることなく、遊歩道を歩いてマナスル山荘へと向かいます。

  • サルオガセ別名天女の舞 寄生植物

  • マユミの実の殻

マナスル山荘の前でコーヒータイム。山荘には帰りに寄ります。大沢山へ向かうと、人がほとんど入っていないようで、踏み跡がありません。でも雪は風で堅く表面が固まったウィンドクラスト状態。バリバリと氷を割って歩く感じです。でも踏み跡のないところを歩くって気持ち良いですね。
「僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ・・・」とついつい。


スノーシューに来る人はほとんどが左手に見える入笠山に登ります。でも私たちはこちらが好き。なだらかな斜面はスノーシューで歩くのに適しているし、一面雪原ですからたとえ踏み跡があっても、いくらでも踏み跡の無いところを選んで歩けるのです。そして登るにつれて中央アルプスや、見通しが良ければ北アルプスまでも見渡せます。今日の景色をしばしお楽しみください。

  • 中央アルプスが見えてきました。

  • 思わず寝ころんじゃいました。

  • 行く先にコナシ別名ズミの木立が見えています。

  • どこまでも続く未踏の雪原

  • 伊那谷と中央アルプス

  • 御嶽山や乗鞍、北アルプスへと続く山並みが見えるところ

  • 空と雪の間に何もない・・・どこまで行くの?

  • 待ってーー

大沢山を下ればまたマナスル山荘本館。ここでのお昼が楽しみです。今日もおきまりの山菜そばときなこ餅。お母さんの漬けた野沢菜も最高!あるびおんのお客様はみんなここのきなこ餅ファンになってしまいます。

  • 凍った中から出てくる野沢菜

  • マナスル山荘本館名物 きなこ餅

マナスル山荘本館が通年営業してくれているから、こうして安心してスノーシューが楽しめるのです。どんな寒いときでも温かなものがいただける。もし万が一お天気が崩れても泊まることが出来る。残念ながらまだ一度も泊まることになったことはありませんが、知り合いは道に迷って遅くなりここのお泊まりしたとか。雪の山はいつどんなことが起きるかは分かりません。マナスル山荘のお母さん頑張ってね。

スノーシューで撮った冬景色の写真集です

☆スノーシューと八ヶ岳の宿泊はペンションあるびおん

入笠湿原と八ヶ岳倶楽部

 今日も良く晴れています。昨日からのお客様は、今日は観光ガイドで入笠湿原へ行く予定です。お帰りの時間が早いので、出発はいつもより早く9時です。沢山のお土産と収穫(ワラビ)をカバンに詰め、出発です。入笠湿原はレンゲツツジがもえるようなオレンジと、名残のスズランがとても素晴らしく、一周ドライブコースからの眺めも良かったです。



       大阿原湿原                    クリンソウの群生

     

                      入笠湿原のレンゲツツジ

 次の向かうのは反対方向の八ヶ岳倶楽部です。取材などで忙しそうな慎吾さんも快く写真撮影に応じてくださり、皆さん大満足。ランチと時間をおいてフルーツティーをいただき、お天気に恵まれた八ヶ岳の旅も終わります。

次回はぜひ紅葉の時期に。お待ちしております。



       柳生慎吾さんと                 フルーツティー

入笠一周ドライブ

入笠一周ドライブ スズランとコナシの花に包まれて

2003.06.14

梅雨の晴れ間を縫って入笠湿原のスズランを見に行ってきました。今の入笠湿原はスズランだけでなく、コナシ(ズミ)の薄紅色から白の花が咲いています。ここはスズランだけでなくコナシの群生地としても有名です。

写真ではわかりませんがこの斜面一面にスズランが咲いています。歩いていると良い香りが漂ってきます。今年もまずますの花のようです。



コナシの花が薄紅から白へとグラデーションとなって咲いています。蕾は真っ赤なのに花はだんだん白くなるのです。この時期がとても綺麗です。蜜が甘いのか蜂達がたくさん集まっています。


やがてスズランやコナシが終わる頃、この湿原にレンゲツツジが満開になり夏の花へと移行していきます。そしてチョウチョも沢山飛んでくるでしょう。


入笠湿原を散策のあと私達は早稲田寮の方へと向かい、大沢山麓を一周している林道をドライブしました。
林の中の湿ったところにはクリンソウが咲いていたり、レンゲツツジが艶やかに咲いていたり、ここで皆さんが感動するのは大シダの群生です。
大シダの群生地を過ぎると右手には伊奈谷の向こうに中央アルプス場見え、あたりは牧場になってきます。

桐生さんご夫妻も感激した大シダの群生

夏の間だけ牛を放牧する入笠牧場


 

やがて牧場北門を入りマナスル山荘の前に。ここで恒例のきな粉もちを頂き、お昼は『にしむら』でそば定食を頂き帰路につきました。

他の時期の入笠山周辺もご覧下さい。

入笠高原(入笠山・入笠湿原・大阿原湿原)


☆八ヶ岳の宿泊とバードウォッチングはペンションあるびおん