Aug 26, 2008
小さな夏休み なじみ深い奈良井宿から
ゆっくりとランチを取ったので、今日は贄川宿、平沢をパスして19号線を南下して一路奈良井へ。
夏休みも終盤なので、人も少なく静かな奈良井宿を歩きます。中山道十一宿のうち北から2番目で難所の鳥居峠を控えた宿場町。かつてはその様は「奈良井千軒」と謳われ木曽路一番の賑わいだったそうです。島屋漆器店のおばあちゃんも健在でお店に出ていました。今回はここで片口を買いました。ドレッシングやタレをかけるのに便利そう。松屋茶房さんのママもお変わりなく、可愛いわんちゃん2匹がファミリーに加わっていました。
今回は初めて大宝寺の「首のないマリア像」を見ました。キリシタン禁制時代、マリア像を子育て地蔵と隠し奉った物ではないかと言われているそうで、昭和の初期に地元の方が藪の中から見つけ出したそう。首は取られたのか、自然に落ちたのか??この大宝寺は臨済宗妙心寺派の古刹だそうで、築山式の庭園は苔が綺麗でした。
ここに来る度に我が家に漆器が増えていきます。高級な物は買えないけれど、日常の中に漆器がちょっと加わるだけで食卓が潤いをますように感じるのは私だけでしょうか。今はマイ箸ブーム。早速半分つなぎになるマイ箸もゲットしました。そして漂白剤の心配のある割り箸は止めて、エコにもなるので使い捨ては止めようと塗りのお客様用箸も買いました。奈良井川に沿って約1kmの中山道沿の町並を歩いて、同じ道を戻ります。
ここから妻籠まで更に1時間は掛かります。宿のお夕食に間に合うように、お買い物もほどほどに奈良井を後にします。
小さな夏休み プロローグはイタリアンで
お客様をお見送りしてから、急いで旅支度。と言っても1泊ですから、1日分の着替えくらいですが、何故か車だと我が家は荷物が多くなるのが悪い癖。
マイペースな娘のお尻を叩きながら、主人はコースとお昼食べるところと、宿の検索。私は荷物をまとめ係。今夜の宿は妻籠宿の中の民宿に決めて、1時に塩尻のレストランを予約して、12時やっと出発。
塩尻から木曽に向かって右に入り住宅街の細い道を行くとそのお店はありました。「予約してください」と言われたとおり、ランチも混んでいて、丁度ランチを終えた人が次々出てきます。入れ替わりに私たちが入りますが、またすぐいっぱいに。お夕飯も宿で沢山でるといけないので、お昼はパスタランチに。サラダ、パスタ、ドルチェ、ドリンク付きで1470円位だったかしら。お隣には自家畑もあって、サラダは3人前がどーんと大盛りで。色々な野菜が入っていて楽しくて美味しい。器はみんな土の香りのする陶器で、これも地元「洗馬焼き」とのこと。雰囲気はイタリアの片田舎の店かな。パスタのゆで加減、ソースとも満足。見た目より量が多く、ドルチェの入る余地が心配なくらい。運ばれてきたドルチェは3種類がワンプレートにのってくる。その一つ一つがお花があしらわれて、見た目も綺麗で美味しそう。「パンナコッタにスティックパイ添え」、「バニラアイスとガトーショコラとスティックパイ添え」、「桃のシャーベッと自家製プリン、スティックパイ添え」とみんな違うもの。ここは血みどろの戦いを避けてジャンケンで勝った者から好きな物をを取る。最後はエスプレッソや紅茶で締め、うーーこれで1500円しないとは。
国道19号線を木曽川沿いに南下。高速道路が高いので、長距離トラックがこの道を利用すると聞いていましたが、本当に上下線ともトラックが多く走っています。19号線から256号線に入り、直ぐにまた左にはいるとそこはもう妻籠。今夜の宿は水車小屋の方に入っておくの「大吉」さん。お部屋に荷物を置いて直ぐにお夕食。蕎麦寿司や馬刺し、イワナの甘露煮など美味しかったです。ご飯は美味しい赤米でしたが、おかずも多く、お昼のイタリアンも効いていて、ほんの少ししか食べられませんでした。残念。
食前酒で乾杯!窓の外は木曽の山が見え、蘭川(あららぎがわ)の流れの音が聞こえます。
お夕食の後はお散歩に。ほとんど人に会わず、水の流れの音と、ほのかに点る街頭の灯りだけ。宿が端の方なので、ちょうど反対のはずれまで行って帰ってくると良い運動です。でも今日食べた量を消費するだけの運動にはなっていませんねー。