八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々

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今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。 新　あるびおんの日々

　さてこれからパンプキンスープ作りです。
明日は諏訪中央病院のハロウィンパーティー。グリーンボランティアが庭や院内に大きなカボチャを彫ったジャック・オ・ランタンを飾り、夕暮れに蝋燭をを灯します。そのお庭でパンプキンスープを皆さんにお配りします。
患者さんやスタッフの方々が出てきて、寒い中でふーふー言ってあたたかなスープをめしあがります。色々なカボチャがあるのでみんな混ぜて作ってみます。仕事の合間を縫って、タマネギをじっくり蒸らし炒めして、カボチャを細かく切って、これもオリーブオイルでしっかりと炒めて、後はお鍋でじっくり煮て心を込めて作りました。きっと美味しくできると思います。お旅理は心が移りますから。
毎年最後はたりなくなるので、今年は他に3人の人が作ってくるのでたっぷりです。たぶん・・・

　今は鍋カバーの中でじっくり甘みを増しているはずです。明日の朝ミキサーにかけて、味を調えて持っていきます。

　2泊3日でスケッチ旅行のお客様です。1日目は小雨がぱらつきましたが、昨日、今日と晴天です。昨日は丸一日あるので景色の良いところを車で回って見ていただき、最終的にはトイレもある三分一湧水で一日過ごされました。ちょっと歩けば富士山の見晴らしも良く、上へ行けば平山郁夫美術館もありあります。見せていただいた絵には富士山や南アルプスが素敵に描かれていました。
お弁当は郭公さんのみっちゃん弁当。きっと美味しかったことでしょう。
　秋の三分一湧水

　今朝はかなり冷え込み、その分、空が真っ青！紅葉は一段と進みました。 よく晴れていますが、午前中は気温が低くかったです。
　今日はお帰りの時間まであるびおん周辺に散らばってスケッチです。あるびおんを描いていらっしゃる方も。
じっとしていると寒いので、あるびおんの中でお昼を召し上がっていただきました。温かいおみそ汁で少しは体が温まったでしょうか。
午後からは少し気温も上がって、日だまりは気持ち良さそうです。夕方、沢山のスケッチをお土産にお帰りになりました。

宿儺かぼちゃ（すぐなかぼちゃ）ってご存じですか？私は昨日お店で初めてみて、美味しいと言われて買ってきました。大きいけれどお値段も550円でした。(普通はもっと高いとか）
お肉料理の付け合わせが蒸し野菜だったので、このカボチャも一緒に蒸したら美味しかったです。
元々は高山市丹生川町で自家用野菜として栽培されていたカボチャで病気に弱くあまり流通していないそうです。それに売っているのは大型なのでカットで売られ、丸ごと見るのはまれなプレミアムカボチャとか。重たくて、皮がツルツルして固くて剥きにくいです。でもふかすと皮も柔らかになります。

　スケッチのお客様を主人と2台の車で景色の良いところまでご案内。ついでに大滝湧水・大滝神社にも寄りました。青々とした苔に落ちる滝。真っ赤な落ち葉が色を添えています。
秋の大滝湧水も良いですね。

どこを見ても、どこを走っても赤や黄色がこれ見よがしに輝いている八ヶ岳です。お客様は、この風景を存分に楽しいでいらっしゃいます。夜には、そんなお客様のお腹が満足して欲しくて、今日も厨房に立って私は私の秋をたのしんでいます。コロコロ小さく、真っ黄色の「インカのめざめ」。ジャガイモと言うより栗のようです。グラタンのエビの下からこれが出てきたとき「栗みたい！」って言う声が聞きたくて皮を剥きました。
真っ赤なルバーブはレモンと、青いトマトは柚をたっぷり使って色が楽しいジャムを作りました。保存食作りも秋の楽しみです。

幼いころ西の空が赤らむと、急にお母さんの匂いが恋しくなりませんでしたか？どんなに楽しく遊んでいても、さよならして家に帰りたくなった記憶ありませんか？
この写真を撮った時は気づきませんでしたが、こうして眺めた時ふっとその記憶がよみがえってきました。
　飛んで帰った家には、おみそ汁や夕餉のおかずの匂いが充満していました。どこの家もどこの家も当たり前に。でも今の日本に、そんな夕暮れの時の風景がどれほどあるのかなー。

葉に宿った水の精たちが朝日の中にはじけていくのを見た時、自分もその中に溶けてしまうような気がした。
明日もそんな素敵な朝に出会えますように。
お休みなさい。

　フェイスブックに「舞踏会　秋の記憶」というアルバムを載せました。　

　例年になく赤い橋の紅葉が綺麗だったという主人の言葉に、今朝は私も早起きをして撮影に出かけました。早すぎても谷に光が入らずなので、その時間を待ちながら朝食を車の中で済ませます。
段々谷に光が入ってくると、本当に素晴らしい紅葉です。