ペンション あるびおん

八ヶ岳 小淵沢の小さな宿に宿泊して、静かな時間と体に優しいお料理をお楽しみください。

TEL.0551-36-4166

 E-Mail.p-albion@p-albion.jp

〒408-0041 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3332-1157

川端雅章

カナダの旅7 ロッキーの宝石を再訪 

川端 雅章さんと行く、カナダグランドツアー5日目 Part1

6月3日(金)バンフ~ナカプスへ 移動距離386km
  1. 7:30ホテル発、国道1号線を西へ。
  2. この日はYoho National Park、Glacier National Park、Mount
    Revelstokeの3つの国立公園を訪れます。
    側道に入りEmerald Lakeへ。
    国道沿いにあるバージェス生物群の化石の展示がある小さな博物館を
    見学。
    国道1号線でGolden、Rogers Pass峠などを通ってロッキー越え。
    レベルストークでGiant Western Red Cedarを見学。
    州道23号線を南へ。
    Shelter Bayから無料の州道フェリーでGalenaへ。
    再び州道23号線でNakuspへ。

  3. 夕食: ナカスプの町で
  4. 宿泊: Nakusp Hot Springs Chalet

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Part1:バンフからモレーン湖 レイクルイーズ再訪まで

今日は朝から快晴です。なのに娘は予定通り1人でカルガリーまでバスで移動し、カルガリー空港から飛行機でバンクバーに戻ります。どうしてもカナダにいる間にロッキーを観て欲しくてここまで一緒に来ましたが、娘にはバンクバーの生活がありずっと一緒というわけには行かないようです。3人で娘のバスをホテル前で見送って、私たちも出発です。

カスケード山(Cascade Mountain; 2998 m)

カスケード山(Cascade Mountain; 2998 m)

昨夜到着したバンフの街は、カナディアン・パシフィック鉄道によって1880年代に観光地として作られた街で、温泉も見つかり、ここからカナディアンローッキーが観光地として知られるようになった街です。カナダの居住地としてはレイクルーズに次いで標高の高い町で北緯51度で標高1,384 mにあります。私の住んでいる八ヶ岳南麓の小淵沢が北緯36度で標高1000mで清里が1400m位ですから、清里よりもずっと寒いところに思うのですが、長年の平均気温をみるとそれほどでもないようです。バンフはカスケード山(Cascade Mountain; 2998 m)、ランドル山(Mount Rundle; 2949 m)、ノーケイ山(Mount Norquay; 2134 m)、サルファー山(Sulphur Mountain; 2281 m)と言う山々に囲まれていて、その影響もあるのかもしれませんね。
車窓から40年前を思い出そうとしますが、バンフスプリングスホテルぐらいしか思い出しません。そうそう、丁度ここへ着いたときに風邪気味で気分が悪くなり、バンフスプリングスでのランチも頂けなくて、食べ物の臭いすら嫌で1人お庭を散歩していた事を思い出しました。だから余り思い出もないのですね。
今日はメインストリートからカスケード山がくっきり、ドッシリと見えています。

  • バンフ踏切より

    バンフ踏切より

  • バンフ メインストリートよりカスケード山を望む

    バンフ メインストリートよりカスケード山を望む

バンフの駅は有名な街の駅なのに余り冴えません。有名な豪華列車『ロッキーマウンテニア号』がシーズン中に停車するくらいで、後はほとんどが貨物列車だとか。でもカナダの貨物列車は余りにも長くてビックリします。今日はその貨物列車さえ停まっていませんから、駅と言われなければ見逃しているところです。

  • バンフ駅

    バンフ駅

  • バンフ駅

    バンフ駅

一番に訪れたのはボウ滝(Bow Falls)です。昨日観てきたボウ氷河を源として、ボウ湖から流れ出ているボウ川にあり、高さ約9.1 m、幅約30 mの滝です。落差はそれほどないのに有名なのは、やはり映画「帰らざる河」のロケ地だからでしょうか。そうそう、映画でここは3人で筏で下ってきて、最後の難所でした。あの壊れかけた筏でこの滝を越えられるとは思いませんが、やっとの事でここを超え街に着くのです。題名の「帰らざる河」とはカナダの先住民が一度下り始めたら最後、下流へ流されるばかりで、河をさかのぼって出発した場所へ戻ることは不可能と言う意味で”帰らざる河”と呼んでいたそうで、それがそのまま題名となっています。ちなみにボウ川は全長約587 kmのもあるので、源のボウ氷河から85kmのここはまだ上流です。

  • ボウ滝(Bow Falls)

    水量豊富なボウ滝 
    高さ約9.1 m、幅約30 m

  • ロバート・ミッチャムとマリリン・モンローでなくてすみません。

今朝ホテルを出て、しばらく走るとガイドの川端さんが「波留美さん、今朝もう一度レイク・ルイーズに行きましょう。」と。それは何も言っていないのに、私が40年ぶりのレイク・ルイーズに少しだけがっかりしているのを見抜いての言葉のように思えます。このお天気をみての粋な計らいに、私の胸は張り裂けんばかりでした。そしてバンフから国道1号前をモレーン湖とレイクルーズに向かって戻ります。

カナダのハイウエイでは、時々動物が渡るためのアニマルオーバーパスと言う橋が見られます。初めは地下道のアニマルアンダーパスが22本も作られたそうですが、熊と狼が渡らない事がわかり、オーバーバスを作ったそうです。人の臭いが付かないよう、人間の通行は禁止です。観光道路などの開発はしても、しっかりと野生動物の生活も守っている事が感じられますね。

  • アニマルオーバーパス

    Trans-Canada Highwayにかかるアニマルオーバーパス

  • Trans-Canada Highway

    Trans-Canada Highwayは素晴らしい景色の連続です。

昨日ジャスパーからバンフに向かって観たときは、ごつごつした台地に見えたキャッスル山(Castle Mountain)が反対に向かって走って観ると本当に西洋のお城に見えました。これも氷河の侵食によって削り取られてできたのでしょう。山塊は、2862m ~2970m までのいくつかの峰が連なっています。

  • キャッスル山(Castle Mountain)

    キャッスル山(Castle Mountain)

  • キャッスル山(Castle Mountain)

英名:Golden-mantled Ground Squirrel
和名:キンイロジリス
全長235-295mm、体重120–394g

さーてモレーン湖( Moraine Lake)の駐車場に到着。昨日ナキウサギやキンイロジリスが迎えてくれたロックパイルトレイルを登っていき、その岩場にさしかかりましたが、今朝は全くナキウサギの姿も鳴き声もありません。いつもでも見られるものではないのですね。昨日はラッキーでした。でもロックパイルトレイルの終点につくと、昨日の感動より更に大きな感動が!
すべてが3000m以上というテンピークスの上には雲一つない青空が広がり、頂きの一つ一つがくっきと見えています。10の頂きはすべて3000m以上。富士山が10も並んでいるようなものです。でも見ているところが1500m位なのでそれほど高く感じません。そしてモレーン湖の湖面も色鮮やかなターコイズブルーに輝いています。氷河によって削り取られた微細な土砂が湖水を浮遊し光が屈折してこの色となるのですから、お天気が良い方がよりターコイズブルーが濃くなるのは当然ですね。
ここでキンイロジリスが迎えてくれました。

テンピークスもくっきり聳えている快晴のモレーン湖

テンピークスもくっきり聳えている快晴のモレーン湖( Moraine Lake)

  • モレーン湖( Moraine Lake)

    快晴のモレーン湖( Moraine Lake)

  • モレーン湖( Moraine Lake)

    モレーン湖( Moraine Lake)とテンピークス

  • モレーン湖( Moraine Lake)

    ターコイズブルーに輝くモレーン湖( Moraine Lake)にて

  • 川端雅章さんと

    もう一度訪れてくれありがとう川端雅章さん!!

そしてレイク・ルイーズ(Lake Louise)に。こちらも晴れ渡って、湖水が私が40年前に観たようにエメラルドグリーンに輝いています。正面のビクトリア氷河もくっきりと見えています。この氷河の名前はビクトリア女王から、そして湖の名前ははその娘であるルイーズ王女に由来しています。
川端さんは朝がここが綺麗に輝く時間と知っていて、再訪してくれたのですね。ロッキーの宝石と言われる2湖を、こんなにお天気の良い日に再訪できるなんで、川端さんに感謝、感謝です。

晴れ渡ったレイク・ルイーズ(Lake Louise)とビクトリア氷河

晴れ渡ったレイク・ルイーズ(Lake Louise)とビクトリア氷河

  • レイクルイーズ

    透明度も高いレイクルイーズ

  • 晴れ渡ったレイクルイーズとビクトリア氷河

  • レイクルイーズ湖畔のカヌー乗り場とフェアビユー・マウンテン(2,744m)

    レイクルイーズ湖畔のカヌー乗り場とその後ろはフェアビユー・マウンテン(2,744m)です。

  • レイク・ルイーズ(Lake

    今日のこの快晴のレイク・ルイーズ(Lake Louise)で親子3人で撮りたかったな。

「こんなにお天気もよく、楽しいのによくバンクバーへ戻ったね」と娘の事うわさしていたのですが、この日のカルガリーからバンクバーまでのフライトも素晴らしく、まるでカナディアンロッキーの遊覧飛行のようだったそうです。あーそれならそれも良かった!!

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カナダの旅6 景色と動物に感動の1日 Part2

川端 雅章さんと行く、カナダグランドツアー4日目 Part2

6月2日(木) ジャスパーからバンフへ。移動距離291km
  1. 07:00 ホテル発。 Hwy93を南へ。
  2. この日はJasper National ParkとBanff National Parkの2つの
    国立公園を訪れます。
    側道に入りMt. Edith Cavelとのビューポイントへ。
    93-AでAthabasca Fallsへ。
    93(Icefield Parky)を一路Columbia Icefieldへ。
    コロンビア大氷原ではアサバスカ氷河の上に降りられる雪上車に乗り、
    2014年5月オープンのグレイシャー・スカイウォークを歩く。
    たくさんの氷河と湖を観ながらバンフへ。
    途中、少なくともPeyto Lake, Bow Lake, Lake Louise, Moraine
    Lakeで降車します。

  3. 18:00 バンフの宿に到着。
  4. 夕食: バンフの町で。アルバータ牛をいただきます。
  5. 宿泊:ホテル・スプルース グローブ イン

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Part2 アサバスカ氷河を後にしてバンフの宿まで

ビッグホーンシープ

ビッグホーンシープ

今日はロッキーの山岳地帯を走っているので、お天気がめまぐるしく変わります。スカイウォークでは晴れていたのに、また少し降り出してきたり、晴れたり。
でも山と氷河の続く素晴らしい景色のアイスフィールド・ハイウェイのドライブは楽しいです。窓の外にまたビッグホーンシープが。角がまだ小さい雄です。リトルホーンシープですね。
崖っぷちで草を食べいます。


アイスフィールド・ハイウェイ

The Icefields Parkway

やがてジャスパー国立公園とバンフ国立公園の境界であるサンワプタ峠 ビッグヒルへ。ここはこれから行く標高は2023mのボウ・サミットに続いてアイスフィールド・ハイウェイで2番目に高い峠です。そしてここはマリリン・モンロー主演の「帰らざる河」の舞台となった所でもあります。氷河に削られたU字谷が見渡せるカナディアン・ロッキーならではの雄大な景色です。ニュージーランドでフィヨルド等もみてきましたが、ここでは氷河のとてつもな大きなパワーを感じました。


  • サンワプタ峠 ビッグヒル

    サンワプタ峠 ビッグヒル

  • サンワプタ峠 ビッグヒルにて""

    サンワプタ峠 ビッグヒルにて

  • ウィーピングウォール(すすり泣く壁)""

    ウィーピングウォール(すすり泣く壁)
    細長い滝がすすり泣くように流れ落ちていく様子からこの名前が付いた。

バンフとジャスパーのちょうど中間地点にあり、アイスフィールド・パークウェイ(Icefields Parkway)と11号線が交差する場所がサスカチュワン・クロッシング (Saskatchewan Crossing) 。ここで給油。とても景色のいいところです。でも川端さん曰くとてもガソリン代が高かったそうです。

  • サスカチュワン・クロッシング

    サスカチュワン・クロッシング にて

  • サスカチュワン・クロッシング

    サスカチュワン・クロッシング

途中から真っ黒な雲が広がり雨が降り出しきました。次についたのはペイト湖(Peyto Lake)です。ここは駐車場から雪の残る道を少し歩きますが、途中には雪解けと共に咲き出した高山植物も楽めました。ボウ・サミットの展望台からみるペイト湖の色は季節によって違い、とても美しいそうですが、今日は小雨が降って少し霞んでいて残念です。それでも綺麗なブルーには見えました。

  • ホワイトグローブフラワー

    キンポウゲ科キンバイソウ属

    ホワイトグローブフラワー(White Globeflower)

  • ウエスタンアネモネ

    キンポウゲ科イチリンソウ属
    ウエスタンアネモネ(Western Anemone)

  • ペイト湖(Peyto Lake)

  • ペイト湖(Peyto Lake)

    ペイト湖(Peyto Lake)

  • ペイト湖(Peyto Lake)

    雨に煙るペイト湖(Peyto Lake)

ボウ湖とクロウフット氷河はアイスフィールド・パークウェイの道路沿いからみられます。クロウフット氷河(Crowfoot Glacier)はクロウフット山の横を流れる氷河ですが、以前は三筋に分かれカラスの足形のようだったのですが、一番下が落ちて今は二筋となっています。これも温暖化の性とか。青みが強い氷河としても有名だそうで、氷河の厚さは約50mもあるそうです。私の名前が付いているよとばかりに、駐車場にはカラスが常駐(?)。クロウフット山の足も元がボウ湖で、ここからボウ川が流れています。ボウ川も「帰らざる河」の舞台です。帰ってから映画を観たのですが、見覚えのある景色ばかりで、すっかり映画の中の筏に乗っている気分になってしまいました。降っていた雨も上がり青空が出てきました。

  • クロウフット氷河(Crowfoot Glacier)

    クロウフット氷河(Crowfoot Glacier)

  • 左がクロウフット氷河、中央がクロウフット山、その足下がボウ湖

    左がクロウフット氷河、中央がクロウフット山、その足下がボウ湖

  • クロウフット氷河

    昔は青い線のように三つに分かれていたのですね、きっと。

  • カラス Crow

    ここには私(Crow)がいないとね。

青空も見えてきたし、これからいよいよレイク・ルイーズ(Lake Louise)です。40年前にあの感動した湖はそのままの姿でしょうか。駐車場からはシャトー・レイク・ルイーズが昔より一段と大きくなって見えます。人の数も多いです。まずはシャトー・レイク・ルイーズはいります。喫茶ルームの窓から、あの色をたたえた湖が見えます。

  • シャトー・レイク・ルイーズ

    シャトー・レイク・ルイーズ

  • シャトー・レイク・ルイーズ

    シャトー・レイク・ルイーズの中から

ホテルから湖畔に出てみると、芝生に可愛い赤と青の椅子が置いてあった40年前のイメージとは変わっていましたが(まだポピーが咲いていない時期なのでかも知れませんが)、湖と正面の山々の姿は当時のまま。ただ夕方であった事もあり、湖の色が少し落ち着いた色に見えました。でも、こうしてここに再び立つ事が出来たなんて夢のようです。幸せいっぱいです。

  • レイク・ルイーズ

    ここへ3人で来られて幸せです。

  • レイク・ルイーズ

    レイク・ルイーズ

  • レイク・ルイーズ

    川端さんと共にレイク・ルイーズにて

  • レイク・ルイーズ

    名残惜しくもレイク・ルイー後にします。

レイク・ルイーズに後ろ髪を引かれつつ、本日最後のビューポイント・モレーン湖(Moraine Lake)へ向かいます。ここは40年前には訪れていない所です。レイクルイーズとモレーン湖は「カナディアンロッキーの宝石」と呼ばれるほど美しく、ユネスコの世界遺産に登録されているそうです。標高1884mのところにある氷河湖です。標高が高いため、雪がある内はここまで来られず、ここまでの道もやっと最近開通したばかりだそうです。よかった。

ロックパイルトレイルの岩場

ロックパイルトレイルの岩場

駐車場からはいくつかのトレイルがあるようですが、私たちは初心者向けの気軽な遊歩道・ロックパイルトレイルを歩いてモレーン湖を上から見る事に。川端さんから途中の岩場でナキウサギに出会えるかもと聞いていたのでo(^-^)oワクワク期待していましたが、よく晴れている日がベストらしく、今は晴れているものの、今日は変わりやすいお天気だったのでチョット期待薄になりました。でもその岩場にさしかかり、じっくりと探すとキンイロジリスがチョロチョロ、あちらにもこちらにも。後頭部から肩にかけてマントのように広がる金色がかった茶色の被毛が特徴で、背中の中央の黒色の縞がないこと、シマリスより尾が短く毛量が豊かではないこと、顔には縞模様がないことで識別さます。丁度最小のシマリス・チビシマリスも出てきたので違いが良く分かります。

  • キンイロジリス

    英名:Golden-mantled Ground Squirrel
    和名:キンイロジリス
    全長235-295mm、体重120–394g

  • キンイロジリス

    こちらのキンイロジリスは保存していた干し草を食べているのかも

  • キンイロジリスは尾の毛が豊でない。顔に縞模様がない。

  • チビシマリスは顔にも縞模様があり、尾も毛が豊か

  • チビシマリス
    Tamias minimus
    体重:42-53g 最小のリス

  • キンイロジリスと遊ぶ動画

でもナキウサギの声が聞こえているので更に探すといました、いました。すばしこっく岩の間を出たり入ったり。ウサギというのでもっと大きいのかと思っていたら、リスのように小さく、円い耳と短い尻尾を持つウサギでした。北海道でもいつも探していましたが見られた事がなく、今回初めて見る事ができたナキウサギです。

このナキウサギは冬眠をしないので、秋になると新鮮な草を集め、それらを積んで干し草にし、巣穴に運び込んで冬の間のあたたかい寝床兼食料とするそうです。この時食べていた黒っぽい草のようなものはその干し草かもしれませんね。この岩場では余り草も生えていないので。気候の変動などで生息域の高度は上昇しつつあり個体群が絶滅に至る可能性もあるというナキウサギです。

標高の高い岩場でハイイロホシガラスも数回見かけました。人が嫌いでは無いようで、近くに止まりしばらくこちらの様子を観ている事もありました。

  • ナキウサギ

    英名:Pika
    和名:ナキウサギ

  • ナキウサギ

  • ナキウサギ

    ナキウサギ

  • 和名:ハイイロホシガラス
    英名:Clark’s Nutcracker
    サイズ:31cm

キンイロジリスの方は人なつっこくて(餌をあげてしまう人がいるからでしょう)、餌もあげないのに娘の膝の上まで乗ってきます。直ぐに離れるのですが、また呼ぶと戻って来ます。そんなこんなで楽しく、この岩場に張り付いて仕舞いなかなか上へいけませんでした。Ψ( `▽´ )Ψ

川端さんに促されて岩場とお別れしてトレイルを上へと歩きます。総延長300m、高低差24mのロックパイルトレイルの終点へ出ると、その眼下にはターコイズブルーのモレーン湖と湖の後方には「テンピークス」という10の頂が屏風のようにそびえ立っています。声が出ないくらいの素晴らしさです。朝から雨が降ったり、みぞれが降ったり、晴れたり、曇ったりの繰り返しでしたが、テンピークスの上に真っ青な空が。息をのむ景色とは、まさにこのことですね。「こんな素敵なところへ連れてきてくれて川端さん、ありがとう!」ってその時言ったかどうかは忘れましたが、今は本当にそう思っています。
そして、押さえるべき所では晴れてくれた今日の1日にも感謝です。

  • モレーン湖(Moraine Lake)とテンピークス

    モレーン湖(Moraine Lake)とテンピークス

  • モレーン湖(Moraine Lake)とテンピークス

    モレーン湖(Moraine Lake)とテンピークス

  • モレーン湖(Moraine Lake)とテンピークス

  • モレーン湖(Moraine Lake)とテンピークス

  • モレーン湖を後にする。

  • ロックパイルトレイルを下る。

  • 岩場ではまたナキウサギやリスがいて立ち去りがたく。

  • でももう午後6時を過ぎています。さーバンフへいきますよ-。

充分景色を堪能し、シャッターも押しまくり、時間はもう夕方6時です。下りでもまたナキウサギやキンイロジリスがチョロチョロ姿を見せてくれ、足が止まってしまいますが、バンフのホテルまではまだ1時間かかり、バンフではアルバータ牛を食べる楽しみも残っています。
途中車窓からレイク・ルイーズとバンフの中間にある標高 2766m のお城のようなキャッスルマウンテン(Castle Mountain)を観て、ついにバンフの代表的な山・ランドル山(Mount Rundle)が見えてきていよいよバンフ到着です。ランドル山はくさび形の山頂が特徴的な標高2949mの山です。

  • キャッスルマウンテン(Castle Mountain)

    キャッスルマウンテン(Castle Mountain)

  • ランドル山(Mount Rundle)

    ランドル山(Mount Rundle)

ホテル・スプルース グローブ イン

今夜のホテル・スプルース グローブ イン

Spruce Grove Innにチェックインして直ぐにレストランへ。ホテルの隣のバンパース ザ ビーフハウスでは何とかオーダーストップに間に合いました。厚切りのローストビーフ・プライムリブを堪能しました。なんと濃い一日だったのでしょう。


  • Prime Rib

    Prime Rib

  • 大満足の顔

    今日の一日に、そしてアルバータ牛のPrime Ribに大満足の顔・顔・顔

  •  

今日見た鳥

ハシグロアビ、カナダガン、アカオノスリ、ムネアカルリノジコ、ハイイロホシガラス、ワタリガラス、ナミガラス以上8種

今日見た動物

ビッグホーンシープ、ハタネズミ、ナキウサギ、キンイロジリス、チビシマシマリス以上5種

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川端雅章さんのガイドでロッキーへの旅をすることになった理由(わけ)。

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川端雅章さんとの出会い。
それは今年の2月26日、バンクバーでの野鳥ガイドをお願いしたことが始まりでした。日本でツアー会社に「バンクバーの野鳥ガイドさんを探して欲しい」とお願いしたところ、そんな手配は初めてで・・・と渋い答え。でもやがて見つかりましたとの連絡を受け、ほっとしながらも、どんな方か少し心配でした。
当日、バンクーバーのホテルにお迎えに来てくれたガイドさんが川端雅章さんで、とても穏やかで気さくで、直ぐに打ち解ける事が出来ました。
その上たった1日で次々目的の野鳥が見られて、3日分くらいの成果が得られました。大きな目的だったシロフクロウは飛来していなかったものの、他のフクロウがほとんど見られた事、そして思いも掛けずバンクバーでも滅多に見られないカラフトフクロウまで見る事ができ、川端さんも私たちもお互いに上機嫌でお夕食、デザートとお店を替えて、夜遅くまでお話しが弾んでしまいました。

そして翌々日には、プライベートでブリティッシュコロンビア大学の敷地内にある新渡戸記念庭園や人類博物館を案内して下さり、野鳥だけでなく、カナダの先住民文化にも詳しく、展示物の解説と興味深いお話を聞くことが出来、川端さんの魅力にまた引き込まれてしまいました。そしてバンクーバー滞在中にもう一度探鳥ガイドをお願いしました。

そして2回目の3月2日の探鳥も楽しく、この時にはすっかり打ち解けて、もう何年もお友だちだったような関係に。そんな中でふと私が「ロッキーまで、ゆっくり景色と鳥を楽しみながら車で行けたら楽しいでしょうね」と言ったのですが、直ぐ川端さんがそれに応えて、是非一緒に行きましょう・・・と。

でも、この時もバンクーバーに2週間も滞在していて、ホワイトホースまでオーロラも見に行ったので散財したばかりで、直ぐには「ハイ、行きましょう」とは応えられなかった私たち。
でも前向きに検討したい事は伝えて、川端さんにコースと予算を出してくださいっとお願いして日本へ帰って来ました。

それほどの時を置かずに計画書がメールで送られてきて、それを見た私たちは具体的なった計画にあっという間に行きたいと言う気持ちに強く傾いてしましました。
決まったら手際よく次々手配をしてくださり、私たちは川端さんからメールが来る度に旅のことが次々具体的になっていき、期待に大きく胸ふらませるながら日々の仕事をこなし、この旅の始まりを楽しみにしていました。

長い人生には多くの素敵な出会いがありますが、川端さんとの出会いもとても大きな出会いでした。お付き合いの長さではなく、信頼できるか出来ないかは直感で感じるものです。私たちは本当に信頼して、旅のすべてをお願いし、おんぶにいだっこの旅でしたが、最後までその信頼は裏切られる事なく9日間という長い旅を最後まで楽しく、心豊に終える事が出来ました。長い道のりの運転、野鳥ガイド、観光ガイド、お食事からホテルまでの手配・・・すべてをこなしてくださった川端さんには感謝です。
良い旅はガイドさん次第と言われますが、正にそのことを証明してくれる旅でもありました。

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  • 川端さん行きつけのお店でアルバータ牛のローストビーフを堪能。美味しくて皆(*^o^*)

  • ferryにて

川端 雅章 風のたより from バンクーバーもご覧ください。

カナダの旅2 川端 雅章さんと行くツアーの始まり

川端 雅章さんと行く、カナダグランドツアー1日目

5月30日 バンクーバー ~ラクルジューンリゾート移動距離 約323km
  1. 07:00 バークレイホテル発。Trans Canada Hwy(国道1号線)をHopeへ。
    朝食: 途中Chilliwackのファーストフードで。
    HopeでCoquihalla Hwy(州道5号線)に乗り、Merrittへ。
    Merrittから5-AでNicoka Lake、Guichon Ranchへ。
  2. 10:00-11:30 近くの湿地帯で探鳥。
  3. 13:00 Merritt発、97-CでTunkwa Lake州立公園へ。
  4. 14:00-16:00 Tunkwa Lakeで探鳥。
  5. 17:00 ラクルジューンリゾートに到着着後休憩と周辺で探鳥
  6. 19:00 夕食: ホテルにて夕食後、湖に巣を作っているビーバーを見にいきましょう。

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彩雲

吉兆な彩雲

バンクーバーを7時出発。鳥を探しながら1泊目のホテル・ラクルジューンリゾートへと向かいます。ハイウエイを走っていると左手に彩雲が。昔から吉兆と言われる彩雲が現れたと言う事は、この旅の幸先が良い事が約束されたようなものです。
初めに行った湿原では頭が真っ黄色の鳥(キガシラムクドリモドキ)やカモの親子の可愛い姿を沢山見ました。
今日のお昼は川端さんが握ってきてくれたおむすびと途中で買ったバーガー。可愛いお店の隣の廃墟のテラスに座っていただきました。ここでおむすびを頂けるなんて素敵なサプライズです。

  • キガラシムクドリモドキ

    キガシラムクドリモドキ
    学名:Xanthocephalus xanthocephalus
    英名:Yellow-headed Blackbird
    スズメ目ムクドリモドキ科
    全長23-28cm

  • カナダガン

    カナダガン親子
    学名:Branta canadensis
    英名:Canada Goose
    科名: カモ目  カモ科
    映画「グース」に登場

  • 湿原での探鳥

  • アメリカオオバンノの親子

    アメリカオオバンノの親子
    英名:American Coot
    学名:Fulica americana
    科名:クイナ科
    体長:39cm

  • ハジロカイツブリ
    学名:Podiceps nigricollis
    英名:Black-necked Grebe

  • ハシビロガモ
    学名:Anas clypeata
    英名:Northern shoveler

  • おむすびランチ

    廃墟でのおむすびランチ最高!!

午後は松食い虫の被害に遭った森を眺めながら走っていると、主人が何かを発見。車をバックさせ、双眼鏡で探し川端さんが図鑑で確認するとそれはアレチノスリ。正に荒れ地にいました。(笑)

  • 松食い虫被害林

    こんなに松食い虫にやられた林でも、若い木はけなげに生きています。そして、老木は倒れ、若い木が育って、カナダでは再生するそうです。

  • アレチノスリ

    和名:アレチノスリ 求愛給餌
    学名:Buteo swainsoni
    英名:Swainson’s Hawk
    分布:北米、南米
    全長:50~55cm
    体重:850g
    えさ:昆虫

次に見たのはアカオノスリ。日本では未記録です。日本のノスリによく似ていますが、尾羽が明るい茶色が特徴です。青空を大きく羽を広げて飛んで行きました。

  • Mountain Bluebird

    ムジルリツグミ
    学名:Sialia currucoides
    英名:Mountain Bluebird
    科名:ツグミ科
    サイズ:全長約18cm、体重約29g、翼開長約36cm

  • ムジルリツグミ Mountain Bluebird

    ムジルリツグミ Mountain Bluebird

  • ムジルリツグミ Mountain Bluebird

    ムジルリツグミ Mountain Bluebird

  • ムジルリツグミ Mountain Bluebird

    ムジルリツグミ Mountain Bluebird

  • ムジルリツグミペア Mountain Bluebird pair

    ムジルリツグミペア Mountain Bluebird pair

  • アメリカチョウゲンボウ

    アメリカチョウゲンボウ ネズミを捕獲
    学名:Falco sparverius
    英名:American Kestrel
    科名:ハヤブサ科ハヤブサ属
    サイズ:全長28cm

  • クサチヒメドリ

    クサチヒメドリ
    学名:Passerculus sandwichensis
    英名:Savannah Sparrow

この時期ならではの求愛給餌の姿や子連れの姿など、覚えきれないほどの鳥をみました。

コヨーテ
学名:Canis latrans
英名:coyote
体重: 6.8 – 21 kg (成体)
体高: 58 – 66 cm (成体, 体高)
食性: 肉食性 Encyclopedia of Life
速度: 69 km/h

途中で出合ったコヨーテやマーモットの可愛い姿、そしてまたこの雄大なCanadaの自然のなかで観られることの素晴らしさ。
一日目から大満足な野鳥と野生動物の旅となり、感動と歓喜の中ホテルに到着。
今夜のお宿は静かな湖畔の ラクルジューンリゾート。野鳥の羽ばたきとチビシマリスやキンイロジリスのお出迎え。観光シーズンには少し早く、ホテルも湖も貸し切りみたいに静です。ここはガイドの川端さんがお薦めの宿で2泊します。


ホテル付近で見られた鳥

  • ミドリツバメ
    学名:Tachycineta bicolor
    英名:Tree Swallow

  • ミドリツバメ
    ホテルの庭には巣箱がいっぱい。

  • チャガシラヒメドリ

    チャガシラヒメドリ
    学名:Spizella passerina
    英名:Chipping Sparrow
    科名:スズメ目ホオジロ科

  • マミジロコガラ

    マミジロコガラ
    学名:Parus gambeli
    英名:mountain chickadee
    科名:スズメ目シジュウカラ科
    サイズ:全長約12cm

湖でチョットだけ飛翔にチャレンジしました。
ホテルの窓からの撮影でしたので、良い写真は有りませんが・・・言い訳がましいですが、何しろ大きな湖なので何処を飛ぶのか予測が不可能でした。
小さな小さな池で撮りたかったな~

  • ミドリツバメ 飛翔

    ミドリツバメ 飛翔

  • ミドリツバメ 飛翔

    ミドリツバメ 飛翔

お部屋からもダイニングからも湖が見渡せます。静かな静かな時が流れています。

  •  Lac le Jeune Resort

     Lac le Jeune Resort

  • Dinner

    Dinner

  • 景色の良いダイニング

    景色の良いダイニング

  • 午後8時。でもまだこんなに明るい湖畔です。

  • マスクラット

    マスクラット 湖をスイスイ泳ぐ
    学名:Ondatra zibethicus
    英名:Muskrat
    科 : ネズミ科 Muridae
    亜科 : ハタネズミ亜科

  • 釣り人

    湖では釣り人が一人、ゆったりと釣りをしています。

ラクルジューンリゾートで、釣りをしている人を見かけた。
私も以前は夢中になっていた時期があり、カナダで釣りをする事が夢でした。
しかし今回は竿では無く、カメラとレンズが私の道具になっていました。
ネイティブなマスが良く上がっているのを見ていると、うずうずしてきました。
いつかまた来ることが有ったら、竿を荷物の片隅に入れたいと思いました。(進 談)
 

まだ明るいので、Dinnerのあとに湖に巣を作っているビーバーを見にいきました。でも最近ここに居た形跡がなく、ホテルに戻りました。時差と有意義な1日の疲れで、美味しいディナーのあとはぐっすりでした。ここに2泊します。

今日見た鳥

ハシグロアビ,カナダガン親子,アマリカコガモ,マガモ,ハシビロガモ,アメリカホシハジロ,クビワキクロ,キタホオジロガモ,アカオタテガモ,コスズガモ,ミサゴ,ハクトウワシ,アレチノスリ,アカオノスリ,アメリカチョウゲンボウ,アメイカオオバン,ミドリツバメ,カササギ,マミジロコガラ,ハシナガヌマミソサザイ,ムジルリツグミ,コマツグミ,ホシムクドリ,チャガシラヒメドリ,ハゴロモカラス,ニシマキバドリ,キガシラムクドリモドキ,テリムクドリドキ,スズガモ,ハジロカイツブリ以上30種

今日見た動物

コヨーテ,マーモット,マスクラット,キンイロジリス,チビシマリス以上5種

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