今夜は片田好美さんの画文集『森と生きる』の紹介です。製作は精興社だけに書体にこだわり、色にこだわり、丁寧に作られた本です。文章は片田さんのユーモアが垣間見られ思わずクスッと笑みがこぼれてしまったり、森の中に引き込まれしまったり、読みやすい書体も嬉しいです。絵は言うまでもなく鳥のさえずりや風の音まで聞こえてきそうな作品が24点収められています。あとがきには、三島由紀夫の金閣寺や村上春樹のノルウェイの森に使われた優しく上品な精興社書体が使われています。
外がキーンと冷えた夜に、温かな飲み物を横に置いてページをめくりたくなる本です。
八ヶ岳美術館、今井書店(茅野、富士見)、諏訪のセラ真澄で販売中ですが、あるびおんにもサイン本が置いてあります。ご希望の方には販売しております。
私は今年のバレンタインはこの本を贈りました。