八ヶ岳美術館では3回目の開催となる片田好美 水彩画展「森と生きる」に行って来ました。標高1,350mの緑の中に静かに佇む八ヶ岳美術館は、日本全国うだるよな気温になっている今日でさえも爽やかな風に包まれていました。
八ヶ岳で暮らし、自然と共に時を過ごし、動物や植物を友として同じ目線で語りかけている・・・そんな森と生きている片田さんの作品は、キャンパスの中に森で生きるもの達をそっと移したようで、見つめるまなざしまでひたひたと感じさせてくれるので大好きです。オオワシの力強い作品から優しげな山野草の中に遊ぶ野鳥や小動物の作品まであり、八ヶ岳の四季折々を感じることができます。
作品に目を奪われるだけでなく、作品に添えられたキャプションや随筆に心地よく心が揺さぶられます。是非、ゆっくりこちらも読んでください。
開催期間は8月3日から10月1日まで会期中無休ですので、80点近い作品の中で、片田ワールドをお楽しみください。
- 8月19日の夕方:チェロとバイオリンのコンサート
- 8月26日:片田好美さんのギャラリートーク
もお見逃しなく。
館内撮影禁止ですが、美術館と片田さんに許可をいただき撮影しています。
この美術館は日本を代表する建築家・村野藤吾の設計による建物で、ユニークな外観と柔らかく優しい内装も素敵です。美術館の周りの森はブロンズ広場や棒道へも続き、八ヶ岳の風にあふれる緑が揺れています。是非散策して『森で生きる』を体感してください。