昨日は八ヶ岳美術館でお目にかかれなかった片田さんからお電話いただき、今回の『片田好美 水彩画展「森と生きる」』についてのお話しなどしました。精力的に描かれた80点近くの作品に対しての愛情がいっぱいです。版画や絵の才能は勿論ですが、文才にも優れていて、抜群の記憶力(これも天才)と動体視力の良さで観察したことを実に細やかに文章として残しています。なのでキャプションや随筆を読んでいると、読み手もその世界に引き込まれていくのです。
私に無いものをいっぱい小さな身体に秘めた片田さんは、尊敬する八ヶ岳の私のお姉さん。
会えないときも、蓼科山を遠く眺めるとき、麓に住む片田さんを思います。私のどんなささやかな賄い料理でも、美味しい美味しいと言ってくれる優しいお姉さんです。
そんな優しい片田さんは、大学時代から人気者のようで、八ヶ岳で開かれる作品展にもその頃からのお友だちも沢山いらっしゃいます。
今回の作品展の中で主人は身体を震わせて鳴くミソサザイが気にいったようです。私はハクサンフウロとワレモコウの中に降りてきたヒバリの絵が気に入りました。なんだかここに物語を描きたくなるような優しい絵です。
片田さん曰く、ヒバリのように目立たない鳥の時こそ、それが引き立つよう一所懸命になってしまうそうです。良かったねヒバリちゃん、片田さんの目にとまって。
是非、この作品展に足をお運び下さい。詳細は片田好美 水彩画展「森と生きる」
館内は撮影禁止です。八ヶ岳美術館と片田さんの許可を取って撮影しています。