Apr 18, 2012
エゾエンゴサク
やっと表の玄関回りの植え込みが終わったばかりで、横や裏の林には手が回りません。裏の雑木林はなるべく自然のままにと思っていますが、冬の間に木々の枝が落ちたりしていますので、お花が咲きそうな所の枝はどけてあげます。そんなこともしていない林の斜面に『エゾエンゴサク・蝦夷延胡索』が咲き始めていました。昨年球根を100球買って植えておいたものです。今年は花も小さく、目立たないのですが、今は30輪くらい咲いています。いつかブルーの絨毯になってくれること夢見ています。
エゾエンゴサクはカタクリやキクザキイチゲ、ショウジョウバカマなどと同じでスプリングエフェメラルといわれる植物の仲間です。春、まだ陽の差し込む明るい落葉広葉樹の林に咲き、夏までのまだやや明るい間に光合成を行い栄養を蓄え、夏から翌春までは地上部の姿は消してしまいます。なんだか春に一時現れる妖精のようです。
この球根も鹿さんが大好きなようですが、見つからないで良かった。お花の色はブルーから薄紫まで一つ一つ微妙に違って咲きます。
今日はお米を買っている新潟・津南産の雪下人参で『人参ご飯』を炊きました。炊き込みご飯では、いつも彩りにと入れる人参ですが、今日は人参が主役です。
柔らかく甘い雪下人参ですから下ゆでもせず、油抜きした油揚げとエリンギと一緒に軽く煮ます。味付けは出汁と塩麹で最後にお醤油少々。人参の色が引き立つように、ご飯も茶飯にはせず、昆布と塩麹を入れて炊き込みます。炊きあがったところで具を混ぜて、庭で摘んだアサツキを散らします。マイタケやシメジでも美味しいのですが、ご飯を白く仕上がるためにエリンギにしました。
塩麹の作り方