Jan 08, 2010
〜ハチミツとミツロウ・冬のケア〜
今日はSimples Lesson Club 2010の初講義
気持ちよく晴れた空に、雪の山々を見ながらのドライブが気持ちいい朝です。
ハーバルノートの中はストーブでほっかほっかに温められ、ミツロウの蝋燭がゆらめいていました。
ハチミツや、ミツロウの効能や成り立ち、海外のハチミツ屋さんや薬草屋さんのこと・・・等々色々取り混ぜたエリ子先生
の楽しいお話から始まります。こうして講義を聴いていると、いつも思うのですが、どんなものにも物語があり、私はそれを聴くのが楽しくてここに通っているように思います。
そして次には色々なハチミツを回して、自分の舌で違いを感じます。
蜜蜂が蜜を集めた花の種類、その土地の花々、気候によってハチミツは味も香りも違い、決して同じハチミツが毎年採れるわけではないことを感じます。百花のハチミツはそれこそとる場所によって咲いているお花が違い、得も言われぬ複雑な味を出してくれます。
軽井沢に行くとハチミツ屋さんが何件かあって、私たち家族はそこへ必ず行って色々試食しては何種類かのハチミツを買ってくるのが常になっています。私は単花のハチミツではタンポポのハチミツが酸味があって好きです。蕎麦のハチミツは濃厚で、それだけで食べるにはおいしいです。でも百花の複雑な味は捨てがたいです。
そして今日ハーバルノートで味見したハチミツですが、ハーバルノートの近くのハチミツ屋さんの採った日本ミツバチの蜜や、プロバンスやコルシカ島のものや、ダマスクローズを漬け込んだハチミツなどです。
右のコルシカ島のハチミツにはMAQUIS(薮)と書いてあります。コルシカ島の薮にはどんな花が咲いているのかなー。こんないい方は変ですが、外国のハチミツには外国の香り、味がして、日本のハチミツにはないものを感じます。お花の種類の違いもあるでしょうが、日本ミツバチと西洋ミツバチの違いでしょうか。
大切な酵素を壊さないためにも、50度以上にはしないでいただくのが良いようです。
牛乳にはトリプトファンが多く含まれています。トリプトファンは脳に運ばれると、鎮痛、催眠、精神の安定などの効果がある「セロトニン」という脳内物質をつくる原料となりますので、これに更にトリプトファンが含まれるハチミツを加え、お休み前に飲むことは安眠効果のあるものです。
寒い冬の夜長、ホットハチミツミルクで身体を温め、安らかな眠りについてみませんか。
最後はミツロウを使ったクリームの作り方です。
ハーブウォーターとミツロウと、ホホバオイル、ほう砂(防腐、乳化)で作るクリームです。
早速この冬のケアに作ってみたいです。私はロースウォーターを使い、ホホバオイルをローズヒップオイルに変えて、好きなネロリの精油を加えてみたいです。
お楽しみの最後のおやつは豆のムースです。白インゲンと白花豆のムースはミルクと生クリームもたっぷりで、なめらかな泡が口の中でとろけるように消えていきます。
お土産のミツロウのリップバームは甘くノアゼット油の香ばしい香りがしました。
今日はかねてから撮りたかった浅間山をバックにしたフクロウです。一寸遠く、中央に白っぽいのがフクロウです。
今日はフクロウの狩りを見ることができ、しっかりとネズミを捕獲していました。それを口に咥えて枝に戻り、枝の上で食べていました。写真は沢山ありますが、生々しいのでここには余り載せません。
狩りに出るフクロウ 枝の上で頭を下げお食事中
こう見るとフクロウは獰猛と思いますが、フクロウは通常1日に1〜2匹のネズミを食べるそうです。意外に少ないですね。そして繁殖期になると子育ての為にもっと捕ります。こうして1羽のフクロウが年間数百匹のネズミを退治しているそうです。
もしフクロウがいなくなったら、畑のネズミはねずみ算式に増えてしまう事でしょう。
もっとも獰猛で恐いのは誰でしょう?
おまけの雉です。雪の上で雉の持つ色彩が一層映えています。