3月5日 カナダ旅行記15
今回の旅行のために、カナダの人なら詳しいだろうと事前にオーロラのこと聞いて貰いましたが、「えっオーロラ?」「オーロラって何?」という感じの返事が多かったとか。あまり良く知らなかったり、全く興味が無かったりだそうです。
そして一昨日、あるびおんへお泊まりのアメリカ人もオーロラにはほとんど興味を示さず。
でも、日本では子供から大人までみんな知っているし、オーロラと言えば、憧れ、出来れば見て見たいと言いますよね。私もはるばるこんな遠い所まで来てしまいました。
きっとこのホワイトホースでも、オーロラを観るために来ているのはほとんどが日本人ではないでしょうか。とは言っても町中でも、あまり日本人さえも見ていませんが、空港で見掛けた外国人はスキー(クロカン?)に来てるらしい人が多かったですし、オーロラのメッカ・イエローナイフは今年は日本人+中国人でいっぱいだそうです。オーロラツアーもこの時期毎日でていますよね。
何故に日本人はこれほどオーロラが好きなのかは、本当の所よく分かりませんが、日本にはオーロラの素晴らしさを伝える冒険家、写真家が多かったのかも知れませんね。
この日も夜空は雲に覆われています。でも、昨日よりは薄く、切れ間から星も見え、時々人工衛星も観られます。
そしてもうすぐ夜が明けちゃうよーという頃になって、急に空一面に星空が広がりました。その瞬間からきらりと空に光が動いたのです。それがオーロラでした。
そして、いくら待ってもこの日もカーテンのようなオーロラは出ませんでいた。でも明け方までも見ていられたのでこの写真も撮ることができました。そして翌日も雲が厚く、これ以上のオーロラを見る事が出来ませんでした。
でも、いっさいの物事を忘れ、広大な夜空に向かって無心に祈る・・・そんな自分がまだいたことに気づき、その時間を家族と共有できたことが、とても貴重な時間でした。