伊藤近代美術館は昭和47年、郷里諏訪湖の畔に開館。その後昭和61年に富士見高原に移転。そしてまた平成20年に諏訪市に移転。
今日は主人が雨も降っているし、移転した「伊藤近代美術館」に行ってみようと言い出し、午後から行ってきました。
今度の移転先は、上諏訪の酒蔵街道にある「横笛」さんの隣です。入り口には、来館者はお隣「横笛」さんに行くように書かれています。
私は原村にあるころに行って、伊藤深水さんの作品が展示されているので「伊藤近代美術館」というのだとばかりおもっていたので、なぜここに?なぜ「横笛」さんが管理?と思ったのですが、それは私の大きな勘違い。この美術館は伊東酒造(横笛)さんの創業者伊東充の収集した約330点の日本画と彫刻を展示する美術館だったですね。これでここへ帰ってきた事になるのですね。
お店の方が電気をつけたり、エアコンもつけてくれたりして、美術館の建物についても説明してくださいました。大正時代の古民家やみそ蔵、本屋さんを改修して美術館にしたそうで、閲覧順も入り口から急な階段で2階に上がり、奥の階段を下がって、中庭を眺めながら奥の味噌蔵に行きます。それがまた面白いです。本屋さんだった入り口の建物では、普通の民家に飾られた絵画のように展示されており、中間の建物には伊藤深水をはじめとした日本画のコレクションが飾られており、奥の広々した味噌蔵に行くと大きな絵が飾られています。今はヨーロッパの町並みを描いたシルクスクリーン版画絵が多く飾られていました。展示は時々変わるようなので、近くに行った折には寄ってみようかと思います。なぜか心落ち着く空間なのです。
そうそう、「横笛」さんでお酒を買うと、入館料800円が500円になりますよ。車でなければ試飲もできます。
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