八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 過去ログ : 2008-07-02

Jul 02, 2008

中村キースへリング美術館

 キース・ヘリング生誕50周年を記念し、「It is ar t as I know it. It is life as I know it. 」ぼくが信じるアート。ぼくが生きたライフ。―夢・愛・希望そして平和―」が 中村キースへリング美術館 で4月25日より開催されています。
キース・ヘリングとは31才でエイズでこの世を去るまでの10年あまりの創作活動で膨大な作品を残し、ニューヨークの地下鉄広告版の落書きが、ヘリングの名を一躍有名にしました。
今日は美術館のご厚意でペンション振興会の会員が招かれて、私たちも行ってきました。
ここは世界で初の「キース・ヘリングの世界〜混沌から希望へ〜」をテーマに、キース・ヘリングのコレクションのみを展示する美術館です。また、建物も建築家 北川原温氏の設計により、キース・へリングが発したメッセージを体感出来るよう、「光と影」を表現した空間を創出しています 。明かりを落とした通路を抜け闇の展示場に入ったり、ジャイアントフレームが現れたり、明るく希望に満ちた部屋があったり、それぞれの作品にあった演出をしています。
また、どうして小淵沢に?と思うのですが、「大都市が生み出す無数の「生」のエネルギーと、八ヶ岳の自然が宿すエネルギーや縄文時代の遺構が発する として、この地が選ばれました。」とHPにもかいてありす。
無機質な中にエネルギーを秘めたキース・へリングの作品を体中で感じて、そのまま屋上に出て見ると、梅雨とは思えない青空に赤と白の斬新なデザインの建物、周りを囲む針葉樹の森・・・これらミスマッチなものがやけにマッチしてしまうと言うか、融合してしまい不思議な空間、宇宙を感じます。これが「生命力に通底する力強さと純粋な感性が向き合う場」として選ばれた所以かと・・・・・思ったのですが。
 今日はキース・ヘリングというアーティストのことだけではなく、建築のこと、この地の持つエネルギーのこと等また新しい発見。ペンションから歩いても15分ほどのところなのに、異空間に行ったような体験でした。
キース・ヘリングに興味ある方、建築に興味ある方行ってみてください。ペンションに割引券があり余す。