Tweet
朝、夜行バスで京都に着き、娘と合流。 京都に降り立つと、お天気はまあまあ良いのですが、気温は低く、これでは桜もまだ開かない(ネットで調べてきたところによるとどこもまだ蕾)だろうと、桜は諦めて近鉄・世界遺産フリー切符を買い、まずは飛鳥駅へ向かいます。ところがどうでしょう、車窓から見える桜は綺麗に咲いているではありませんか。嬉しい誤算です。 飛鳥駅からは明日香めぐりバスを高松塚古墳まで乗り、古墳から橘寺、岡寺、石舞台へと歩きました。これで3度目の明日香ですが、何度来ても良い道です。橘寺と岡寺は初めてです。 高松塚古墳から橘寺までの道は以前にも歩きましたが、夕暮れで時間切れとなり、橘寺まで到達しなかったのです。前はみかんの白い花が咲いて、良い香りが漂う道でしたが、今日は道のあちらこちらでみかんや ハッサク、苺が無人で売られています。勿論素通りするわけもなく、早速苺を買い、直ぐに食べましたが、冷たくて甘くていい香りです。近くではウグイスがいい声で鳴いています。 道々の桜は2分咲から8分咲、満開に近いものまであり、なだらかな丘陵と美しい瓦屋根が寄り添う家並みにピンクの桜と菜の花が色を添えています。古墳からのんびり歩くこと40分で咲き始めたばかりの桜に 囲まれた橘寺が見えていきました。聖徳太子生誕の地として知られていますが、不老長寿の薬を求め、海を渡り種を持ち帰り、その種をまくと芽が出たのが橘(みかんの原種)であったそうな。それでこの辺りはみかんの木が多いのですね。
詳細検索
記事が見つからない時は、キーワードでブログ内を検索してください。
朝、夜行バスで京都に着き、娘と合流。
京都に降り立つと、お天気はまあまあ良いのですが、気温は低く、これでは桜もまだ開かない(ネットで調べてきたところによるとどこもまだ蕾)だろうと、桜は諦めて近鉄・世界遺産フリー切符を買い、まずは飛鳥駅へ向かいます。ところがどうでしょう、車窓から見える桜は綺麗に咲いているではありませんか。嬉しい誤算です。
飛鳥駅からは明日香めぐりバスを高松塚古墳まで乗り、古墳から橘寺、岡寺、石舞台へと歩きました。これで3度目の明日香ですが、何度来ても良い道です。橘寺と岡寺は初めてです。
高松塚古墳から橘寺までの道は以前にも歩きましたが、夕暮れで時間切れとなり、橘寺まで到達しなかったのです。前はみかんの白い花が咲いて、良い香りが漂う道でしたが、今日は道のあちらこちらでみかんや ハッサク、苺が無人で売られています。勿論素通りするわけもなく、早速苺を買い、直ぐに食べましたが、冷たくて甘くていい香りです。近くではウグイスがいい声で鳴いています。
道々の桜は2分咲から8分咲、満開に近いものまであり、なだらかな丘陵と美しい瓦屋根が寄り添う家並みにピンクの桜と菜の花が色を添えています。古墳からのんびり歩くこと40分で咲き始めたばかりの桜に 囲まれた橘寺が見えていきました。聖徳太子生誕の地として知られていますが、不老長寿の薬を求め、海を渡り種を持ち帰り、その種をまくと芽が出たのが橘(みかんの原種)であったそうな。それでこの辺りはみかんの木が多いのですね。
ここを出ると、丁度櫻井駅南口行きのバスが来ました。これに乗って、次は山の辺の道の入り口、櫻井へとむかいます。
さて山の辺の道は初めてのところです。そして私のたっての希望です。駅の案内で地図を貰い歩き始めますが、初めは街中を歩くので、飛鳥で疲れた二人はちょっとへこたれています。お昼も食べたし、岡寺のお茶屋さんで葛きりやにゅーめんも食べたばかりですが、ここは馬にニンジンです。コンビニに入り、好きなおやつを買うしかなさそうです。やがて車は通れない細い道となり、金屋の石仏のところに綺麗な桜が咲き、ベンチもありました。この桜の元でおやつです。おやつの力は凄いもの、それにここからは開基を聖徳太子と伝え、「永遠の平和」を祈願する霊場(大三輪寺)として創建された平等寺や稲荷社、大神神社と続き、他二人も結構興味深く歩き始めました。三輪駅から入る人が多いようで、初めは閑散としていた山の辺の道もこの辺りまで来ると結構なにぎわいです。日本最古といわれている大神神社(三輪明神)は屋根の曲線が素晴らしく、しばし見とれてしまいます。本殿 は設けず拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し、三輪山を拝するという、原初の神祀りの様が伝えられているそうです。
さらに進むと若宮社が有り、更に久延彦神社(くえひこじんじゃ)があります。「知恵の神社」と聞いては行かなくてはなりません。竹林の中の薄暗い石段を登ると神社は明るく、見晴らしが良い神社です。でも更に登ると見晴らし台があり、そこからは大和平野を一望でき、その向こうには右の左金剛山〜二上山まで見えます。振り返ると直ぐそこに、ご神体である三輪山(467m)がせまっています。
ここから「病気平癒・身体健康の神様」 である狭井神社(さいじんじゃ)へ。ここには古くから知られる薬井戸が有り、多くの人が水をくみに来るようですが、ボタンを押すと出るようになっているには驚き。また大神神社と狭井神社で行われる鎮花(はなしずめ)祭は、疫病を防ぐ祭で、春に花が飛び散る時に疫神が分散して病を運ぶので、それ鎮圧するためだそうですが、何だか現代の花粉症を予告していような気がしてなりません。
さー、今日も良く歩きました。 平和を祈願し、知恵を頂きましたが、何よりも健康が一番です。最後に狭井神社で健康を祈願して今日の旅を終えます。
今度はシャクナゲの時期にきて、三輪山にも登ってみたいです。
今夜のホテルは奈良新大宮駅近くです。ホテルにて