さて、今日はお友だち畑のビーツです。以前は、日本では生のビーツは手に入りにくく、ボルシチなどには缶詰や瓶詰めを使っていましたが、八ヶ岳ではこの時期になると道の駅などでも生のビーツが手に入ります。
飲む点滴が甘酒なら、ビーツは食べる輸血と言われています。
若い葉はベビーリーフとしてほうれん草のように使えます。そして肥大した根は茹でてシチューやサラダに使います。でも初めて使うと驚くのが、余りにもショッキングなピンク色の汁が出ること。思いの外強い泥臭さ。でも上手に下処理すると、甜菜の仲間なので自然な甘みがあり、お料理のアクセントになったり、綺麗な色は天然色素としてお料理の色づけに使えます。私は沢山いただいたら、丸ごとホイルに包んでオーブンで焼いたり、圧力鍋の低圧で茹でて、その後少し水にさらし土臭さを除いたりして、冷凍保存をしておきます。とても便利に使えます。
茹でた物をシンプルに甘みのある白バルサミコ酢をかけていただくのが好きです。
ビーツにはカリウムや葉酸が多く含まれていて、赤い色はベタシアニンという成分によるもので、抗酸化作用があるといわれています。