ペンション あるびおん

八ヶ岳 小淵沢の小さな宿に宿泊して、静かな時間と体に優しいお料理をお楽しみください。

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〒408-0041 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3332-1157

滝田栄

八ヶ岳に住む巨人

こんなタイトルで怒られちゃうかな?(^-^*)
今日、富士見のスーパーであの素敵な声で「こんにちは」と声を掛けられ見上げると、そこには滝田 栄さんが立っていました。
滝田さんは本当に背が高くて、私はいつも見上げるようにお話しをします。でも、だから巨人なのではありません。見聞の広さとと卓越したした記憶力に基づく話題の豊富さ、仏教から本格的に修行しての仏像に向かう真摯な姿。どれをとっても素敵な巨人なんです。

私たちは美味しいものを食べることで繋がっているお友だちです。奥様がカートを押してらしたので中身は分かりませんが、お料理好きの滝田さんが腕を振るうためのお買い物だったのかしら?

滝田栄 仏像展

滝田栄 仏像展

メディアにも沢山取り上げられているので、皆さんもご存じかと思うのですが、八ヶ岳では仏像を彫ることに多くの時間を割いていらっしゃいます。
以前にもご紹介しましたが、そんな滝田さんの作品を、この夏は八ヶ岳の康耀堂美術館(尖石縄文考古館近く)で見ることができます。『滝田栄 仏像展』が9月15日まで開かれています。是非足をお運び下さい。
『片田好美 水彩画展「森と生きる」』の八ヶ岳美術館と康耀堂美術館は車で10数分の距離です。合わせてお楽しみ下さい。

滝田栄さんの仏像展 9月15日まで

滝田栄さんの仏像展

<滝田栄さんの仏像展/p>

俳優業の傍ら、八ヶ岳のアトリエで亡きお母様への感謝の思いを込めて仏の姿に向き合いながら仏像製作に打ち込んでいる滝田栄さんの仏像展が、八ヶ岳の康耀堂美術館(尖石縄文考古館近く)で9月15日まで開かれています。
八ヶ岳にいらしたら、是非足をお運び下さい。滝田さんの思いのこもった仏像と対峙すると心が落ち着きます。この展示会のために、開催当日の朝まで彫っていた、真新しい仏像も。
月曜休館 300円

信州まほろば塾 in 下諏訪

今日のお天気は荒れるとの予報の中、「信州まほろば塾 in 下諏訪」に参加するために出かけました。
薬師寺管主 山田法胤さんと滝田栄さんの講演会、その後に対談形式のお話がある予定です。

まほろばという言葉は良く聞きますが、果たしてまほろばという意味はどんなことなのでしょう。
漠然と素晴らしい、夢のような・・・と私は感じていましたが、もの凄く素晴らしいこと、もの凄く綺麗なことで、きっと理想に近いときに使うのかも知れません。理想郷をさす言葉なのですね。

「倭は国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる倭しうるはし」の情景が浮かんでくる気がします。

さて、まほろば塾とどんな塾なのでしょう。パンフレットには
『ほろば塾とは「もので栄えて心で滅びる」事を憂い”こころのまほろば”を説かれた、故高田好胤管主の精神をひきつぎ、H16年に開塾いたしました。
「まほろば」という言葉を日本文化の象徴として全国に発信したいとの祈りを込めて、すべての日本人に”こころのまほろば”を呼びかけ日本の心の復活を実現したいと念じています』と書いてあります。

高度成長という流れの中で、多くの富や恩恵を受けたことも確かですが、本当の自然や日本人の心がどこかへ置き去りにされた事も確かです。
薬師寺管主 山田法胤様は大好きな信州を語り、今の世の中「損得より先に善悪を考えよう」が善悪より損得が先になっていることを指摘、まほろばの心を取り戻すことをお話くださいました。
インドや長野で仏教の修行し、今は八ヶ岳を本宅として仏像を彫り続ける滝田栄さんはご自分の故郷・手賀沼が高度成長期に汚染され、今度は放射能で汚染され、昔から親しんでいた諏訪湖や八ヶ岳の自然が失われていく事、茸や山菜を採っていた信州北部が放射能で汚染されていたことなどを例に、自分が死ぬときに『手賀沼はまほろば』『八ヶ岳はまほろば』と言えるようにしたい、一人一人の心と生活でそれをとり戻しましょうと呼びかけられました。

この塾に来る前も、贅沢なインド料理に舌鼓をうち、お夕飯にと美味しいお魚をどっさり買い込んできた私には耳が痛いことだらけ。でも今日のお話しを聞いて、今まで10だったものが8になり7になり、事に当たるときにふっと思い出して自然や環境をもっとかんがえる・・・今まで以上に考える・・・それが大事なんだと思います。
まほろば・・・本当にすてきな言葉です。
まほろば・・・いつか現実に立ってみたいところです。