八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 過去ログ : 2011-09-17

Sep 17, 2011

マコモダケ

  マコモダケってご存知ですか?長い葉を剥くと中からつるんとした棒状のものが出てきます。これをマコモダケと言います。真菰という稲科の植物で葉は2mにもなります。稲科ですから水の中で育てます。夏を過ぎると、マコモに寄生した黒穂菌の影響で根元の部分の茎が太く肥大してきます。その部分を『マコモタケ』と呼びます。元々は東南アジアのものでしたが、最近は休耕田を利用してこのあたりでも栽培されているようです。
 さてこのお味は?筍のえぐみのない柔らかいもののようでもあり、エリンギのようでもあり、炒めるとこの両者の食感が楽しめます。味はほのかに甘味があり、癖もなくどんな味付けも良さそうです。
今日は斜めの5mmくらいの厚さに切って、ニンニクオリーブオイルで炒めて塩胡椒で味付け。甲州ワインビーフのビーフシチューに添えてみました。お肉と一緒に煮込んだ野菜をピューレにしたまろやかなルーをつけていただくのもグーでした。

ミョウガの梅酢漬け

 早いところではもう終わってしまったミョウガですが、八ヶ岳のような高原ではやっと取れ始めたミョウガです。でも一気にできて食べきれないとき、他の季節もミョウガを楽しみたいときは、梅酢などにつけておくと便利です。ミョウガは酢とであうとびくりするくらい紅く発色してキレイですし。
 刻んだミョウガを熱湯でサッとゆでこぼし、梅酢に漬けるだけ。梅酢の塩分が濃かったら酢薄めたり、ちょっと甘味を加えるとまろやかになります。私の梅酢は知り合いにいただきましたが、ほのかに甘く、紫蘇の実や生姜など漬けるにも美味しく重宝しています。
 漬けたミョウガは今、秋刀魚の押し寿司に大活躍。酢飯に刻んで入れるといい香りです。