Oct 22, 2009
病院のナツメ
今日は季節性インブルエンザの接種を受けに諏訪中央病院に行ってきました。帰りに病院の庭に出ると、今年は不作だったナツメの実が大夫しおれて高いところに少し残っています。昨日のバザーでも今年は売らなかったのでしょう。このまましおれても勿体ないと思い少し摘んだり食べたりしていたら、リハビリ中のお爺ちゃんでしょうか、理学療法士さんと一緒に庭に出てきてナツメを摘み始めました。「ナツメがお好きなんですか?」と声を掛けても無言でナツメのしおれたのも若いのもかまわずモクモクと採ってポケットに入れています。理学療法士さんが私に「手の届く範囲の実が無くなっているのはこの人の仕業ですから。毎日の日課なのです」と笑って言いました。「そうですか。実は誰がとても良いのですから遠慮無く採ってください」と私も理学療法士さんと一緒に高い枝をしならせてお爺ちゃんが採りやすいようにお手伝い。両方のポケットがいっぱいになると満足して戻って行きました。不作ながらこのナツメは役に立っているんだ。きっとお爺ちゃんはどこかで私が摘んでいるのを見て、慌てて出て来たのかしら。もう簡単に手の届くところにはほとんどナツメはありません。お爺ちゃんがナツメを摘めるのもあと少しです。大事に残しておきましょう。
夜になるとどーっと体中に疲れが出てきました。昨日の仕事の疲れかと思ったのですが、良く考えたらインフルエンザワクチンのせいかもしれません。今まではこんな事無かったのですが。そうそうに休みました。
山芋雑炊
昨日お泊まりのお客様は毎年ゴルフ兼親睦会でいらっしゃる方々。昨夜もゴルフの後遅くまで飲んだり食べたりで、きっと身体も胃も肝臓も疲れている事でしょう。そんなときにはどんなもがいいかしらと思いついたのが山芋雑炊。山芋の粘り気はムチンで、胃壁の粘膜を保護し、たんぱく質を効率よく消化・吸収させる働きがあります。たんぱく質で体力を補強でき、滋養強壮や疲労回復に大きな効果があるのです。
今まで作ったことはありませんが、大きな山芋があったので思いつくままにぶっつけ本番です。
1、まずは昆布と厚削りの鰹節で出汁を取ります。この時またまた役に立つのが鍋保温ケース。沸騰したお湯に昆布と鰹を入れて、ケースの中に入れておくだけ。煮立たせなので昆布のクセも出ず、他のお料理を作っている間の3,40分後には美味しい出汁と柔らかな昆布の出来上がり。
2,山芋はすりおろす。一寸あらめにおろすとシャキシャキ感も残り美味しい。
3,薬味は青ネギ、刻み海苔、わさび
4、ご飯はざるに入れてお湯で洗う
5,1の出汁を塩と醤油で味付け、柔らかくなった昆布は千切りにしてこの中へ。
6,ガスにかけて煮たったところへ山芋を入れ馴染ませたらご飯を入れて、温まったら直ぐに火を消す。
7,熱々を器によそって青ネギ、刻み海苔、わさびをトッピングして出来上がり。
お出しした途端、皆さんから「美味しい」の声。やったね!!海外でお仕事していらっしゃる方からぜひレシピをと。外米は冷めると不味いのでこうして食べたいとのこと。ご自身でお作りになるようで、めんつゆではダメだろうかと・・・。めんつゆは一寸甘味があるので、めんつゆを少なめにしてお塩で味を調えたらとアドバイスしました。
とろりと喉越し良く、身体も温まり、胃にも優しいこのお雑炊は風邪やインフルエンザの時にも良いかもしれません。とっても簡単で美味しいのでぜひ一度。決め手は美味しい出汁ですね。
ピオーネに続いて巨峰を買ってきました。jこれはジャムではなくコンポートにして、パイやヨーグルトにのせてみようと思います。
よく洗って房から外した巨峰をほんの少しの水で転がしながら煮ると、やがて皮が湯むき状態ではがれ始めます。この状態で汁は残しザルに上げ、冷めたら皮をむき、剥いた実を又ざるに入れてしばらくおき汁気を抜きます。勿論この時の受け皿の汁も取っ ておきます。はじめの汁と、剥いてから出た汁、皮を剥いた実をお鍋に移し汁気が無くなるまで煮詰めて出来上がり。実もしまり、味も濃厚なコンポートの出来上がりです。
おまけにいただいたスチューベンは種有りの小粒の濃い色のぶどうです。こちらは一寸手間がかかりますが、一粒ずつ種を採り、実と皮に分けて、実はそのまま、皮かはミキサーにかけて細かくして、身と皮を合わせて煮詰めてジャムに。味も色も濃い美味しいジャムが出来ました。手をかければそれだけのことは有るものですね。超スローフードです。困ったのは巨峰の皮むきと、スチューベンの種抜きで爪が紫に染まって仕舞ったこと。