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爽やかに晴れ渡った小淵沢を出て、あずさで新宿に着くと、こちらはまだ雲が多くがっかり。一日中、時折小雨がぱらつくようなお天気でした。(八ヶ岳は快晴だったそう) いつものように幼なじみと会って、表参道で所用を済ませたときにはもう午後2時。早いところではもうランチタイムは終わりか、LOが過ぎている。そんなお店をいくつかやり過ごし、あるお店の前に立つとなかなかハンサムな若い外国人が店頭に出てきて、たどたどしい日本語でメニューの説明をしてくれた。その感じと愛想に、いつの間にやら私たちはお店に吸い込まれていた。フランス国旗とフランスらしい風景写真があるのでフランス料理のお店らしい。でもテーブルクロスはかかっていないし、そのテーブルは懐かしい金属の縁の付いたデコラのテーブル。「デコラ」という言葉さえ知らない方もいるかも知れない。 席に着くと今度は日本人の中年男性がメニューを持ってきてくれた。本格的フランス料理の名前が書かれているメニューを私たちが眺めていると、またあの若いフランス人がやって来て、今日のお薦めなど説明をしてくれた。前菜はクスクスと合鴨の薫製を頼み、メインはカスレを薦められたのでそれを。みじん野菜入りクスクスは爽やかなドレッシングで味付けされていて、合鴨サラダとバルサミコと合わせると美味しい。 カスレはインゲン豆を塩漬けの豚のバラ肉、鶏肉、シャルキュトリー等色々な肉と煮込んで、オーブンで焼かれ熱々で出てくる。これが結構お腹に堪え、全部を食べきれなかった。トマト味と、塩漬けされたお肉と相まって少し塩分が私には強かったけれど、味は大好きな味で、フランスパンとあわせていただくと丁度いい。このパンがまた美味しい。途中でフランス人のシェフ ギョーム・シグレールも出てきて、私の質問に答えてくれる。彼は日本語はできず、先ほどの日本人男性が流暢なフランス語で通訳してくれる。カスレはフランス南西部のトゥールーズの料理だと教えてくれた。このお店はシャルキュトリー(豚肉や豚の内臓から作ったソーセージ、ハム、テリーヌ、リエット、パテなどの加工食品の総称)で有名らしく、今日もカスレの中に入っていたけれど、今度はそれらの盛り合わせを食べてみたい。私はソーセジ、ハム、テリーヌが大好きだから。 パリ、カルチエ・ラタンの中心にある本店のシェフ フィリップ・ドゥラクルセルは2009年にパリのトップシェフ20に選ばれたらしい。ギャームはLe Pre Verre PARISでフィリップ・ドラクルセルに食のエスプリを学び、シャルキュトリー作りの名手であるジャッキー・シグレールより直伝でシャルキュトリーの技術を学んだシェフらしい。とても笑顔の素敵なシェフでした。 デセールも自信があるらしく薦められたけれど、最近は別腹がなくなりもう入る余地なく、次の楽しみ。これから何回通っても通っても飽きない奥のあるお店に出会えて嬉しい。小さなパリを楽しんだ気分です。もう次に頼むものが頭の中でいっぱいに広がっています。大きな胃を誰かかしてください。カメラを向こうに忘れたので、写真は後で。会話に忙しく余り撮っていないけれど。
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爽やかに晴れ渡った小淵沢を出て、あずさで新宿に着くと、こちらはまだ雲が多くがっかり。一日中、時折小雨がぱらつくようなお天気でした。(八ヶ岳は快晴だったそう)
いつものように幼なじみと会って、表参道で所用を済ませたときにはもう午後2時。早いところではもうランチタイムは終わりか、LOが過ぎている。そんなお店をいくつかやり過ごし、あるお店の前に立つとなかなかハンサムな若い外国人が店頭に出てきて、たどたどしい日本語でメニューの説明をしてくれた。その感じと愛想に、いつの間にやら私たちはお店に吸い込まれていた。フランス国旗とフランスらしい風景写真があるのでフランス料理のお店らしい。でもテーブルクロスはかかっていないし、そのテーブルは懐かしい金属の縁の付いたデコラのテーブル。「デコラ」という言葉さえ知らない方もいるかも知れない。
席に着くと今度は日本人の中年男性がメニューを持ってきてくれた。本格的フランス料理の名前が書かれているメニューを私たちが眺めていると、またあの若いフランス人がやって来て、今日のお薦めなど説明をしてくれた。前菜はクスクスと合鴨の薫製を頼み、メインはカスレを薦められたのでそれを。みじん野菜入りクスクスは爽やかなドレッシングで味付けされていて、合鴨サラダとバルサミコと合わせると美味しい。
カスレはインゲン豆を塩漬けの豚のバラ肉、鶏肉、シャルキュトリー等色々な肉と煮込んで、オーブンで焼かれ熱々で出てくる。これが結構お腹に堪え、全部を食べきれなかった。トマト味と、塩漬けされたお肉と相まって少し塩分が私には強かったけれど、味は大好きな味で、フランスパンとあわせていただくと丁度いい。このパンがまた美味しい。途中でフランス人のシェフ ギョーム・シグレールも出てきて、私の質問に答えてくれる。彼は日本語はできず、先ほどの日本人男性が流暢なフランス語で通訳してくれる。カスレはフランス南西部のトゥールーズの料理だと教えてくれた。このお店はシャルキュトリー(豚肉や豚の内臓から作ったソーセージ、ハム、テリーヌ、リエット、パテなどの加工食品の総称)で有名らしく、今日もカスレの中に入っていたけれど、今度はそれらの盛り合わせを食べてみたい。私はソーセジ、ハム、テリーヌが大好きだから。
パリ、カルチエ・ラタンの中心にある本店のシェフ フィリップ・ドゥラクルセルは2009年にパリのトップシェフ20に選ばれたらしい。ギャームはLe Pre Verre PARISでフィリップ・ドラクルセルに食のエスプリを学び、シャルキュトリー作りの名手であるジャッキー・シグレールより直伝でシャルキュトリーの技術を学んだシェフらしい。とても笑顔の素敵なシェフでした。 デセールも自信があるらしく薦められたけれど、最近は別腹がなくなりもう入る余地なく、次の楽しみ。これから何回通っても通っても飽きない奥のあるお店に出会えて嬉しい。小さなパリを楽しんだ気分です。もう次に頼むものが頭の中でいっぱいに広がっています。大きな胃を誰かかしてください。カメラを向こうに忘れたので、写真は後で。会話に忙しく余り撮っていないけれど。