八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : ナスとフェンネル

Jul 21, 2011

ナスとフェンネル

 なんだか最近食べることばかり書いているブログですが、今日も・・・・
毎年夏になると、Iさん畑のお世話になるのですが、今年もナスが立派。大きくなったナスも皮は柔らかで、実は甘味がたっぷり。これはやはりボカシ作りだからでしょう。でもどうして農薬も使わないのに、こんなに傷のない綺麗なナスができるのでしょう。ナスにはテントウムシダマシがついて直ぐに傷が付くのですが。今夜もお客様は勿論、私たちも揚げナスを沢山いただきました。あまりに色が綺麗なので、揚げてる途中でパチリ。
そして今日はフェンネルも一株抜いていただきました。大根のような太い根と、まん丸に太った株・フィノッキオ(finocchio)、葉はフサフサです。根は落とし、葉は一部は生食用に、残りは吊してドライに。良い薫りが厨房中に広がります。
さてこの甘い香りのまるまる太った株はどう調理しましょう。香りを嗅いでいる内に、なんだかポテトと合わせたくなりました。それでフェンネルの株も、玉葱も、馬鈴薯も薄切りに して、オリーブオイルで炒めてからスープストックで煮ました。余り香りが強くなってもとフェンネルの量を控えましたが、株の香りはそれ程強くなく、むしろ甘味が思った以上でした。仕上げに生クリームを加え、生のフェンネルの葉を浮かせて今日のスープの出来上がりです。
フェンネルは和名をウイキョウ(茴香)と言い、日本でも古くから生薬として使われてきました。胃腸を整えたり、ハーブ湯は皺を作らなくするとか、目に良いとか。またピンクッションにドライフェンネルを入れると針を寂びさせないとか。シードは食後にかむと消化を促進し、口臭防止に役立ちます。株から種まで色々に使えるハーブですね。