お正月にシダーローズを拾った話しを覚えていらっしゃいますでしょうか?
これがシダーローズ(薔薇ぽっくり)です。ヒマラヤ杉の松ぼっくりです。ヒマラヤ杉といいますが、杉ではなく松の仲間です。大きな木に、大きなマツボクリができ、普通の松ぼっくりはその姿のまま落ちてくるのですが、この松ぼっくりは、枝に近い下部はバラバラに落ちてしまい、頭頂部が薔薇の花のように開いて残るのです。この残った部分もとてももろくて、なかなかまともな形で残っていません。拾ったら直ぐに裏からボンドで補強します。
八ヶ岳にもヒマラヤ杉の木はあるのですが、まともなのを拾ったのは初めてです。
ヒマラヤ杉は明治12年に横浜・山手居留地一帯に植えたのが日本で始めてのヒマラヤスギで、その時の一本が私の母校・元街小学校に今も残っていて、名木に指定されているようです。横浜にありながら、針葉樹がいっぱいで、鬱蒼とした校庭でしたから、そのうちのどれがヒマラヤ杉だったかも分かりませんが、あの頃も、きっといっぱい薔薇ポックリ落ちていたのでしょうね。元街小学校140周年のロゴにも、校庭に100年も残る「ヒマラヤスギ」「カキ」「コルク」の3本の古木が描かれたそうです。
今度、横浜で母校を訪ねて、バラポックリ探してみたい。