八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : リスとアカゲラ

May 03, 2008

リスとアカゲラ

 今朝の朝食時には、アルルがとても可愛いショーを見せてくれました。
餌台にくるみがなかったので、主人が窓からベランダにクルミを転がしました。
その音に驚いて逃げたのですが、クルミだと言うことはわかって、木の上から様子をうかがっていました。
取りに来るかと待っていたら、やはりやって来ました。でも一目散にクルミをめがけたりはしません。
クルミなんか気にかけないふりして、ひまわりの種を食べたり、よそ見をしながら、でも確実にクルミに近寄っているのです。
このクルミに罠でもかけられたりしていないか、用心をしているのでしょうか?

                 だんだんクルミに近づいています。
 ついにクルミをゲットして、いつもの木の上に行こうとしましたが、その時イカルと鉢合わせ。驚いてクルミを下に落としてしまいました。何度も下に落ちたクルミを見ています。でもまだもう一つ、ベランダにクルミがあります。でもまたさっきと同じように、直ぐにはクルミに飛びつきません。寄り道をしながら、知らん顔しながら、でも確実にくるみに近づき、2つ目ゲット。
今度はクルミを加えて、いつもの木の上に無事渡りました。
やっとの事でこのクルミを二つに割りましたが、またまたドジで、半分を下に落としてしまいます。仕方なく残った半分を持って、細い枝の上で食べています。もうアカゲラが来ても知らん顔。
他の鳥はリスがいると近づきませんが、アカゲラはリスが居てもへっちゃら。

 この一部始終を朝食を召し上がりながら見ていらしたお客様は、お帰りになる時に、「こんな非日常的な光景を見ることが出来て、良い思い出です」と仰有っていました。
アルル君、今日もよく来てくれたね!また明日も朝食時に来てね。クルミ置いておくよ。