八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : アサギマダラ(浅葱斑、学名:Parantica sita)

Sep 02, 2012

アサギマダラ(浅葱斑、学名:Parantica sita)

 フジバカマ、ヒヨドリバナ、アザミなどが咲くこの季節アサギマダラがひらひら綺麗です。
このアサギマダラはまだ謎が多い蝶です。他の蝶は羽化後1週間くらいで羽がボロボロになるに、1000キロも2000キロも飛んでもそのまま。こちらで生まれたアサギマダラは秋に南下し、南で生まれたアサギマダラが来春北上する。別の個体が移動するのにだれがそれを教えるのでしょう。そしてあんなに綺麗なアサギマダラには食草であるガガイモ科の植物やフジバカマなどの毒・アルカロイドを保ち、鳥などを寄せ付けずに身を守っているのです。


 長い旅を得意とするアサギマダラは、ふわりふわりと軽く飛び、空に向かうと上手に上昇気流をとらえるのか、あっという間に高い所へと行き見えなくなります。