八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : この木何の木 なんの花?

Jun 05, 2012

この木何の木 なんの花?

 諏訪中央病院の庭ですが、一年を通じて今が一番素敵です。ポピーや麦やルピナスがナチュラルに咲き乱れ、風に揺れています。別の花壇ではマーガレットが、これも自然にのびのびと咲き、まぶしく輝いています。コーナーではアヤメが色とりどりに咲き、栃もピンクの目立つ花を咲かせています。たった5日間ですが、先週より一層色あでやかな庭となっています。


       ポピーの中に咲くムギセンノウ(アグロオステマン)

 木陰ができるよう樹木も沢山あり、珍しいなんじゃもんじゃの木やナツメもあります。ナツメの実は秋に収穫して甘露煮にします。
 そして今日は菩提樹の木があることをはじめて知りました。蕾が沢山ついていると仲間の方が教えてくれたのです。見ると本当に小さな小さな蕾がいくつかまとまってへらのような薄緑の苞葉から出ています。花が咲いたら薄緑の苞葉と一緒につみ取り乾燥させてリンデンフラワーティーにします。イライラしたとき、眠れないとき、緊張や不安なときに使用したり、発汗作用やビオフラボノイドという成分は高血圧や動脈硬化、心筋梗塞などの予防にも効果があります。木部はリンデンウッドティーといわれ、すぐれた利尿作用があり体の余分な水分や老廃物を排出してくれます。腎臓の機能を活性化させ、コレステロールを減少させる効果もあります。
種はこの苞葉と一緒にくるくる回って飛んでいくそうです。

今年はいつになく沢山お花がついているそうです。沢山のリンデンフラワーティーができそうですね。