八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 水の大切さ

Mar 25, 2011

水の大切さ

 色々な地域で水から放射線物質がでて、乳児を抱えているお宅では大変ですね。ここは大丈夫ですが、このあたりのスーパーやコンビニからも水のペットボトルは消えています。地震の後にはお米も消えました。お米を作っている家も多いのに何故?と思ったのですが、買えない地域にいる親戚に送ったりしているようです。
 あるびおんのお水は八ヶ岳の地下水を180m地下からくみ上げ、配管を通って水道に来ています。一度も川やダムなどでサラされていないので安全です。今、水道を安心して使える事がどんなに幸せなことかしみじみ感じています。
 それにしても、水は生きるためにどうしても必要なものです。被災地ではお風呂のお水やプールのお水を飲んで生き延びた方もいらっしゃいます。そして、まだ充分にお水かが使えない方々が沢山居ます。その上、離れた地域まで放射能汚染だなんて・・・。
世界的に見ても水に恵まれた日本が、こんなに水に苦労するなんて、これも想定外でしょうか?
いいえ、充分想定すべき事だったと思います。特に原発を作るときには。更に最近は水源地が買い占められている問題があります。これは将来どうなるか、充分に想定できる問題です。いつも当たり前にお水が使えた日本でしたが、今、水源地の問題も含めて真剣に考えるべき時ではないでしょうか。
 3月14日にサントリーホールディングス株式会社は「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)」の被災地に対する義捐金3億円、支援物資としてミネラルウォーター「サントリー天然水(南アルプス)」550mlペットボトル、100万本の支援を実施すると発表した。南アルプスの麓にあるサントリーの天然水工場は今、フル稼働で被災地に送るお水を作っているようです。山梨県は美味しいお水が多く、水工場の多いところです。南アルプスや八ヶ岳や富士山の美味しい地下水を沢山の被災地の方に飲んでいただきたいですね。
このこともあってか、計画停電の事もあってか、サントリー白州蒸留所はしばらくの間、工場見学ができません。再開は HP でお知らせするようです。