八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : トルコ旅日記 7日目 3月1日 『イスタンブール1日目』

Mar 03, 2011

トルコ旅日記 7日目 3月1日 『イスタンブール1日目』

 「世界の遺跡」という写真集でトルコのモスクを見てから、何十年トルコに行きたいと憧れを抱き続けて来たことか。憧れ始めたころは、まだまだ果てしなく遠い地で、夢のまた夢でした。
そして現実として考えられるようになってからは、計画すると政変やテロがあり、3度目でやっと実現しました。
やっとやっと夢が叶い、今日現実にブルーモスクやアヤソフィアに足を踏み入れ、素晴らしいイズニックタイルの装飾や大きなドーム、ステンドグラスに対面できました。夢は持っていれば叶いますね!

 悠久の時と幾度もの波乱にみちた歴史を辿ってきたモスクは、写真集で見た以上に綺麗とは言い難いものがありますが、この壮大さ、神聖さ、イズニックタイルのもつ本当の色合い、手触りは現実のものとして、深く深く私の身体に染み渡りました。
天を突き刺すように立つミナレットに囲まれた幾重ものドームをもつ外観も荘厳です。アヤソフィアの大ドームは地震による崩壊で563年に再建されていますが、それから1000年の間これ程のドームを作ることが出来なかったそうです。
2007年からの修復工事で、12月までこのドームの全体を見ることが出来なかったそうです。ラッキーです!

 今日の楽しみはエジプシャンバザールとグランドバザールのショッピングもあります。  エジプシャンの方は香辛料やハーブ、お茶やロクムなど食べ物屋さんが多く、私には楽しい所です。グランドバザールの方は大きくて、脇道も多く、時々メイン通りに戻っておかないと迷子になりそうです。
ここでのお買い物は値切るのが当たり前で、自分が安く買ったと思っても、次のお店がもっと安く悔しい思いをしたり、とても楽しいです。

 夕暮れのバザールに、またエザンが響き渡ります。先の日記に、モスクのミナレットからコーランがと書いたかも知れませが、それは間違いです。
朝夕にモスクのミナレットから流れるのはエザンで、祈りの時間を告げているのです。
バザールで聞いていると、こちらから聞こえたと思うと向こうのミナレットから聞こえ、またこちらからと、まるで掛け合いのように聞こえます。

 トルコを色々回って来ましたけれど、やはりイスタンブールにきて一番トルコを感じます。ホテルはシェラトン イスタンブール マスラックに2連泊です。場所は新市街地で、旧市街地の観光には不便ですが、広いお部屋と快適な設備です。ロビーで無料でネットが出来るので、皆さんメール確認やご自分のブログ確認、日本のニュースなど楽しんでいます。

 勿論私も携帯で送った写真を初めて見ました。