八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々

　 “祈りのチェロリスト”ヴラダン・コチさんとその家族 プラハチェロファミリー　初来日のチャリティーコンサート　の日です。
はじめてその計画、夢を聞いたのは２００９年１０月のコンサートの時でした。そして今日はそれが本当に実現しての、ファミリーコンサートの日です。夢のようです。
会場は大入り満員。次々席が足され、舞台の横にまで席ができました。勿論スタッフは立ち見です。嬉しい立ち見です。
　初めて見る家族４人での姿、はじめて聴く４人での演奏。家族の結束、思いやりが感じられる、温かな姿と息のあった演奏です。

　奥様・ハナさんのチェロは見事に素晴らしく、息子さん・トマースのチェロは力強く、お嬢さん・ルツィのバイオリンは力強くも優しく、それをコチさんがしっかりとまとめていることがよく分かるコンサートでした。コチファミリーのそのものの姿なのかも知れませんね。そしてお嬢さんを見るコチさんの目は、父親の愛情いっぱい。メロメロのようです。

　そ の温かな演奏が、広島、長崎、杉並と人々の感動を集め、そしてその波が今、八ヶ岳の麓ではじけているようです。演奏が終わっても鳴りやまない拍手に、何度も応え、何曲もアンコール曲が演奏され、最後は「故郷」の演奏に合わせて会場からは自然発生的にハミングが起こり、ようやく終演となりました。
　ご支援下さった皆様の善意が、ここに集結し、これほどの人にお集まりいたただき、心より感謝いたします。これを通じ、人間関係の温かさや、皆様の優し心に触れ、このー平和の祈り　核のない未来へーのチャリティーコンサートのお世話で八ヶ岳を離れる山口さんご夫妻に替わって、八ヶ岳でのチケット販売にかかわらせていただいて、本当に良かったと思います。本当に皆様、ありがとうございました。