八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 上社 本宮四の御柱 川越し

Apr 04, 2010

上社 本宮四の御柱 川越し

 前宮三の川越しを見ているだけで寒くなり、夕方になるにつれて冷たい風が強くなってきました。
でも前宮三の川越しは余りいいところでは見られなかったので、次はいい場所で見たい気もします。
それで帰る人が出てくる道を、こちらは入っていい場所を確保。前宮三の御柱がやっと対岸に上がると直ぐに本宮四の旗が川を越えます。本宮四の川越しの始まりです。でも色々な仕掛けが好きな本宮四の川越しはなかなか始まりません。待つ間、何度も帰ろうかとの思いましたた、やはり心残りになりそうで、また思いとどまるのでした。川に飛び込んだり、木遣りがあったり、バケツに水を汲んだり・・・その度に周りがざわめき、あの水を何に使うのだろうとみんなが想像します。
         
 やっと御柱が立ち上がり、落とし口にまでやって来たのは旗が渡ってから50分後でした。一体どんな仕掛けをしたのでしょう?
  
ここでも赤旗はまだ川越しをしませんよの印です。川向こうの氏子さんと、川に入っている男衆とで合図に従い少しずつ曳いて、向きや体勢を整えます。ドンドン先端が川にせり出してきます。
川越しの体勢が整うと、木遣りもラッパも気合いが入り、川岸にセットされた花火に点火されました。(沢山のバケツに水が汲まれたとき、私はきっと花火だと思っていました。)
      
夕闇迫る中、川面に映るオレンジの花火と青い衣装が闇に浮かび立つようです。これもみな計算された演出でしょうか。次には「本宮四」の文字花火にも点火。煙の中からオレンジ色に「本宮四」とネオンサインのように浮かび上がってきました。


    
ラッパ隊も川の中から声援です。川の中の男衆も水を掛け合い気合いが入ってきます。そして・・・・・
    
最後はメドデコの先から後へと、ナイアガラの滝のように花火が続きます。両川岸びっしりの観客からも歓声が上がり、会場は寒さっも忘れ熱気ムンムンとしてきます。
   
綱を曳く男衆も水をかけて、いよいよの川越しに気合いを入れています。そして左の写真にある赤旗が、右の写真では下ろされています。さー力を合わせて御柱を曳いて川越しです。
        
   御柱の後がせり上がって来ました。           御柱先端が着水

                   メドデコも着水して前に大きく傾いています。

   御柱の最後尾も徐々に川の中に入るにつれ、メドデコも立ち直り進みます。。
    
この水しぶきを見るだけでも、どれほどの力で曳いているか分かります。メドデコの上では、おんべを振ってもうすぐ対岸へ。
見ていても身震いする寒い夕暮れ、こうして無事本宮四の川越しが終わりました。
 この後一番最後の前宮四の川越しがあります。夜になろうとも、決まった日程で移動します。寒さに負けて帰ってきましたが、後で他の方のブログを見てとても後悔しました。真っ暗な中で、明かりを頼りの川越しを見てくれば良かった。
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