八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 外白渡橋

Feb 27, 2010

外白渡橋

 近代的でハイテク技術の詰まった上海ヒルズに登った後は、古き租界時代の名残の「外白渡橋」を渡りました。「外」は外国人、「白」はタダという意味で、その昔は外国人はただで渡れた橋だったようです。補修をしつつ100年経っているそうです。この橋を渡ったところに旧日本租界があったそうですから、この橋は多くの日本人も渡り、当時はガーデンブリッジとも言われていたそうです。ガーデンブリッジと言えば
『上海ブルース』
  涙ぐんでる上海の   
  夢の四馬路(スマロ)の街の灯   
  リラの花散る今宵は   
  君を思い出す   
  何にも言わずに別れたね 君と僕   
  ガーデンブリッジ 誰と見る青い月

父がディック・ミネファンだったので、良く懐メロで流れていました。
きっと何気なく子供心に聞いていたこんな歌から、私の中に中国と言えば「上海」で、港町と言えば横浜と上海で、いつの頃からか古い横浜に似ているのだろうと思っていました。そして私の中にある上海は霧にけむる中にガス灯が灯り、霧笛が響く中に赤いチャイナ服・・・という古めかしいイメージが子供の頃から作られていたのです。 本当はそんな上海を探したかったのですが、今時そんな姿があるわけもなく・・・時代錯誤も甚だしい話です。(笑)
でも旧日本租界には今も『横浜橋」という名も残っているそうでし、段々その当たりも 近代的に開発がすすでいるようでし、今回はツアーでいけませんでしたが、消えないうちに一度歩いてみたいです。
今回、初めて中国に行くのに、ごく自然に上海を選んだのは、今思えば子供頃から『上海』に親しんでいたことに由来するのかも知れません。