八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 馬籠、赤沢自然休養林、奈良井

Aug 17, 2011

馬籠、赤沢自然休養林、奈良井

 今年も中休みの休養は木曽に行ってきました。近いことと、古い町並みを見ていると心落ち着くことかな。昨年は妻籠宿でしたので、今年は馬籠宿に泊まります。20人のお客様のチェックアウトの後、片付けをして、戸締まりをして、中央道で一路中津川ICまで走り、そこから馬籠宿に入りました。お宿は馬籠宿の丁度真ん中にあり、窓を開ければ街ゆく人が見られ、お夕食前のそぞろ歩きも、早朝の人気のないしずかな馬籠宿も楽しめます。

 夕べ降った雨も上がり、坂の多い馬籠の石畳はしっとりと濡れ滑りやすくなっていますが、気持ちの良い朝です。着いた時は暑いと思ったのですが、一雨降ったら急に気温が下がりました。今朝もひんやりした空気の中をあるきます。
      
    
 豊富な水の流れと坂道が馬籠の特長ですね。  まだお部屋で枕を抱えてる二人です。
 朝食の後は赤沢自然休養林に向かいました。国道19号線から細くなったり太くなったりのクネクネ道を山へと入っていきます。森林浴の発祥の地でもあり、樹齢は平均300年といわれるヒノキ、サワラ、ネズコ(クロベ)、アスナロ(ヒバ)、コウヤマキなど木曽五木とも言われる木曽を代表する樹木が美しい林と聞いており、一度訪ねたかった所です。こんな奥地に来る人などいるのかしらと思ったのが大間違い。休養林に着いたら沢山の人が来ていました。早速トロッコ列車の乗車券を買いましたが、次の次の13時の切符でした。ここを流れる渓流は本当に水が澄んでいて、子ども達が楽しそうに遊んでいます。

私たちはトロッコに揺られながら森の風を感じ、沢の流れを眺め、道行く人に手を振ったり振られたり長閑な時間でした。終点の丸山渡停車場で先頭のディーゼル機関車はUターンしますが、客車は停まったままで、乗客が背もたれを移動することで向きが変わる仕掛けです。そこで皆さん降りるのかと思ったのですが、向きを変えたら皆さんまた座ってしまいました。この列車に乗ってまた戻るようです。ここで降りたのは私たちを含め3組だけでした。出発するディーセル車を見送り、冷沢コースを歩きます。初めは使われていない線路を歩き、冷沢峠を超えますが、このあたりは見事なヒノキの林です。

 途中から駒鳥コースへとはいります。清らかに澄んだ流れを見ながら歩いていると、子ども達のように水遊びがしたくなりますし、高くまっすぐに伸びたヒノキを見ると、小淵沢で体験できるツリークライミングをしてみたくなります。気の早い「まるばのき」は紅葉を始めていました。コースの終わり近くで私たちも靴を抜いて流れにつかってみました。水は思っていた以上に冷たく、足先だけ入れていても体の芯まで冷えてきます。泳いでる子ども達って凄いナー。
毎日毎日林の中で暮らしている私たちですが、こうして場所を変えることでまたリフレッシュできるものですね。本当に気持ちの良いウォーキングでした。
 最後は今年も奈良井に寄りました。ここは今の朝ドラ「おひさま」のロケが行われた影響で、今年は凄いにぎわいだったそうです。行きつけの「茶房・松屋」さんのご夫妻もお元気でしたが、夏のお疲れが出ているようでした。でも私たちが最後のお客だったので、のんびりとおしゃべりできて楽しい時間でした。
 1日半の休日でしたが、日常とかけ離れた昔の町並みの中に身を置くことで一気に気分が変わり、一度行ってみたかった赤沢美林のトロッコ列車&ウォーキングで、たっぷりのマイナスイオンと元気をもらいました。
 明日からまた笑顔でお仕事ができそうです。
小さな旅の動画集ができました