八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : グリーンボラティア 勉強会

Feb 16, 2011

グリーンボラティア 勉強会

  今日はグリーンボラティアの勉強会。季節柄アレルギーについて倉沢恵子先生のお話を聞きます。花粉症だけでなく蜂や食物などによるアナフィラキシーを起こしたときの対処の仕方など勉強になりました。ただ最近はアナフィラキシーを恐れ、アナフィラキシーを起こしているわけでは無いのに救急車で運ばれてくることも多いそうです。15分以上経ってから変化が起こったときはアナフィラキシーを起こすことが少ないそうなので、そんなときは救急車でなく病院へ行けば良いそうです。今は何でもかんでも救急車を呼び、本当に必要な患者さんを搬送できないことも社会問題となっていますね。
 2部は緩和ケアの村越師長さんのお話です。こちらは「大切な贈りものから学んだ 皆さんに伝えたいこと」という題のお話でした。長い間緩和ケアにかかわってきて、緩和ケアで亡くなっていく患者さんは色々なことを残してくださるそうです。それを師長さんは大切な贈りものと呼び、自分の人生に活かしたり、仕事に生かしています。そういう言葉や心を大切に受け止めてきたからこそ、今の師長さんがあるのだとしみじみ思えるお話でした。村越師長さんは母が緩和ケアでお世話になっているときも、しっかりしていながら、いつもほんわかと包み込んでくださる方でした。母を亡くした後も、いつも温かく迎えてくださいました。これからもこんな看護師さんが次々と育って欲しいと願うばかりです。
 病院の庭も雪に覆われて綺麗ですが、散歩道も雪に埋もれて患者さんが歩くこともできません。勉強会の前に早く来て男性の方々が通路の除雪をしてくれました。今日からは雪のお庭も患者さんにお散歩してもらえます。滑らないように気を付けて、雪のお庭も楽しんでください。男性の皆様、除雪作業ご苦労様でした。