八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 思い出の襟裳岬へ

Jun 11, 2010

思い出の襟裳岬へ

 ぐっすり寝て、朝の温泉にはいって、今日は思い出の襟裳岬を目指します。海では昆布漁が最盛期で、浜には昆布が沢山干されています。

19年前と18年前の6月に3週間北海道をキャンプ旅行しました。小学校へ上がる前の娘は何でも採取するのが大好きで、礼文のメノウ海岸でメノウを、浜頓別町のウソタン川では砂金、弟子屈の碁石浜では白黒の石を、そして襟裳岬では幻の蝶々貝を拾いました。

  蝶々貝拾ったよ(19年前)      パパ砂金見つけて!!(18年前)
さて、今日はその蝶々貝を拾うことが出来るでしょうか?
 襟裳岬には風の日も寒い日も岬の先端を眺めたり、銭形アザラシを見られるようにと「風の館」という立派な施設が出来ていました。姉たちは下までおりませんでしたが、私たちは岬を下って海岸へと向かいました。下まで降りる人はいなくて、カモメと私たちだけ。もうすっかり蝶々貝を忘れている娘。同じような色の貝が一杯あるので、まずは私が蝶々貝の破片を拾って見本を奈々に見せます。後は目のいい二人にも頑張ってもらって

 綺麗な貝は沢山あるのですが、蝶々貝となると中々無いのです。ましてや完璧な形のを見つけるのは大変です。でも目を皿のようにして3人で拾った蝶々貝は・・・・

           
                 右半分は原型を保っている蝶々貝
 『幸せを運ぶ蝶々貝』って言われているようですが、こんなに沢山の幸せが来たら恐いほど。こうして19年経てまた家族でこうしてこの貝を拾えることは本当に幸せです。ほんの一片で良いから、これからも家族が健康で平和な暮らしが出来ますように。姉の家族も健康で平和であるように貝を置いてきました。
でも蝶々貝って何?と思う方はオオバンヒザラガイの殻板 を。でも見ない方が良いかな?
これで襟裳岬に来た目的を果たしました。やっと岬の景色を見る余裕が・・・(笑)

 今日はカモメばかりで、銭形アザラシが見つかりません。霧で岩と同化して見つけにくいのかも知れません。これで一旦札幌に帰ります。