八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々

　甘いくない点心が大好きな私は、春巻き、餃子、スープ雲呑、揚げ雲呑、ちまき風おこわなどはちょちょいと家族のため、自分の為に手間暇惜しまず作ってしまいます。出来合は中身が薄いから物足りないのです。
そして最近はちょっと手間がかかる肉まん、あんまんに凝っていましたが、今は焼売に凝っています。
我が家は肉や海老や干し貝柱がぐぐっと詰まった、しっかりとした焼売が好みです。野菜が多くて柔らかいのは苦手です。中華街の本当に美味しい焼売は沢山の具材がぎゅーって詰まっています。
でも、そう難しいことは言わず、良いお肉を挽いてもらって、干し貝柱の代わりに刺身用ホタテを使って作ってみたら、それなりに美味しいものが簡単にできます。
でも焼売って、小さな中に結構具がしっかりと入るのです。（だから中華街でも高いんだ！！）これは食べ過ぎたら大変です。それで今日はちょとヘルシー焼売に挑戦。
私なりの焼売作りの工夫とヘルシー焼売をご紹介します。

　　　　　　　　　　焼売レシピ
材料
豚挽き肉300ｇ　海老100ｇ　ホタテ貝柱2個（缶詰も可）　タマネギ半個　干し椎茸２〜３枚　筍1/2本　ショウガ1片　卵白10ｇ（卵1個分の1/3くらい）　片栗粉大匙1杯　塩小匙１杯　酒小匙2杯　醤油小匙２杯　ごま油小匙2杯　砂糖小匙2杯　焼売の皮（私は市販品の出来るだけ薄い皮を選びます）
作り方
１，海老、ホタテは細かく包丁で叩いておく。
２、干し椎茸、茹で筍はなるべく細かいみじん切りにして、戻し汁をヒタヒタぐらいに入れて、分量外の醤油とオイスターソースとお砂糖で甘辛にし、汁が無くなる位煮て充分さましておく。あればここで隠し味程度にウーシャンパウダー（五香粉）を入れると良い。←下味を付けておく、ここがポイント
３，挽肉に塩を入れこねて、粘りが出たら海老とホタテを加えて練る。
４，３に２の味付け椎茸・筍、みじんに切ったタマネギ、すり下ろしたショウガを加えて混ざったら、他の調味料を入れる。
５，焼売の皮に包んで、強火で10分蒸す。
材料がギュッと詰まった、味のしっかりした歯ごたえのある焼売です。

　　　　　　　　　　　　ヘルシー焼売　レシピ
材料
肉の代わりに大豆タンパクの挽肉タイプを戻し、お醤油少々で薄味に煮てさましておいたもの300ｇ　　片栗粉大匙３杯　卵白２０ｇ　これ以外はすべて上の材料を同じ分量で。
作り方
全く上と同じですが、大豆タンパクは粘りが出ないのでまとまりませんが、片栗粉、卵白を増やしてあるので蒸すとしっかりとまとまります。
完全なベジタリアンでなければ海老、ホタテはうまみが出るので加えましょう。

豚挽肉を使った種

大豆タンパクを使った種

左が豚挽き肉　右が大豆タンパク　見分けやすいように大豆タンパクをトッピングしましたが、しない方が焼売らしかったかも。

今日は黙って２種類を主人に出しましたが、両方とも美味しいと食べていました。今だ大豆タンパクとは主人に言っていません。往々にして「大豆タンパク」というと毛嫌いする人もいますし、美味しければ良いのだから、食べる前には言わない方がいいかな。大豆タンパクを美味しく調理するコツは、やはり軽く下味を付けることです。ヘルシー焼売は分量も適当で初めて作りましたが、これほど焼売らしくなるとは。
少しだけカロリーを減らしたいなら、豚肉の半分量を大豆タンパクに変えて作れば、もっとお肉に近づくでしょう。一手間で何でも美味しくなりますね。