八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : オオタカの正体

Jan 18, 2010

オオタカの正体

 今夜の「世界まる見え!テレビ特捜部」をご覧になりましたか?今日はオオタカの狩りの瞬間映像が映し出されました。
大きく広げた翼や大きく広げた尾羽で時速80kmから下降の時は時速100kmものスピードで飛び、なおかつ林の中では、その速さの中で巧みに翼や尾羽を縮めて木々の間をすり抜けけるように獲物を追います。リスも、大きな兎も、雉も、飛ぶ鳥もひとたまりもありません。
あるびおんの近くで営巣したオオタカが、大きなリスをちぎって雛に与えていたのを見ていますが、今日は目の当たりにリスを捕るオオタカを見て、本当にあるびおんにやって来ていたリスたちが心配になりました。夏以来来なくなったのは、食べられちゃったのか、警戒してどこかに移動したのか?
雪の日に、ベランダにリスの足跡見つけてホッとしていたのですが、今夜はまた心配がつのります。
でもこんな狩りの名人でも、成功率は30パーセント言いますから、単に弱肉強食でリスが可愛そうと言ってはいけないし、すべての命がすべての命を生かしあっている食物連鎖で成り立っていると考えるべき事かも知れません。梟やコミミズクの狩りを見ていても、本当に真剣勝負で、ネズミを捕まえたときはネズミは可愛そうだけど、梟やコミミには「良くやったね!」と言ってあげたくなりますから。
すばしっこい強いリスが生き残って、また繁殖し、やがてまた裏の林を親子で駆け回るのかも知れません。
みんな真剣に生きて、無駄な命は一つもないと言うことがよく分かります。
右の写真は夏にペンション近くで撮った、足に獲物を持ったオオタカです。
下の写真はオオタカの幼鳥です。すべてあるびおんの近くで撮影。オオタカが増えています。