八ヶ岳 「ペンションあるびおん」の日々 : 上条食堂 お疲れ様&歓迎会

Dec 09, 2009

上条食堂 お疲れ様&歓迎会

 今日のボランティアは、作業1時間半、あとは10年前の最初からボランティアを支えてくださった病院職員の方の退職祝いとボランティア入会歓迎会です。
病院事務の忙しい合間を縫って、ボランティアの日には必ず庭に出てきて、いつも優しい笑顔でサポートしてくださったのです。ボランティアと病院との貴重な架け橋役でした。
 今日の作業は枝の剪定や、立ち枯れたススキや萩など刈り取って、冬を迎える庭がスッキリとしました。最後に堆肥作りの木枠の中に入って踏み固めました。ハーブも沢山入っているので、踏む度に良い香りが立ち上がってきます。やがていい堆肥になりますように。
 さて諏訪中央病院から5分ほどのところにある「上条食堂」に乗り合いで向かいます。鎌田先生の本の中にでてくるので、名前は知っていますが、行くのは今日が初めて。駐車場で車を降りると看板はあるのですが「どこがお店?」「そこだよ」と指さされたお店を見ると、一寸お肉屋さんらしい佇まいを感じるものの、ここがお店?という感じ。よく見ると奥でお肉を切っているようです。さて「食堂」というのですが入り口が分かりません。また「向こうから」といわれて大きな玄関に入ると、スリッパが50足くらい並んでいて、ヒンヤリした廊下を通って大きな暖かなお部屋に通されました。でもあそこです指さされただけで、お部屋に案内をされたわけではありません。なんだか古い公民館にでも来たようです。長ーーいテーブルにガスコロンが等間隔に5,6個並んでします。各自の前には小さな小皿と、タマゴの入った小鉢と、お湯のみ位です。
さて、今日私たちはここに何を食べに来たのでしょう?タマゴがあるからすき焼きを連想した方は多いと思います。でも今日は馬肉のすき焼きと馬刺しを食べに来たのです。
 お料理が運ばれるまでに、退職のお祝いと今までのお礼の言葉など挨拶があり、退職後はグリーンボランティアに入ってくださるというので、歓迎の言葉も多くありました。
ガスに火が付けられ、お肉やおネギ、白滝などお鍋に入れてすき焼きのはじまり。厚切りの馬刺しも柔らかく、霜降りでおいしいおさしみでした。
 お料理もポンポンと事務的に運ばれ、愛想もおお世辞も全くないお店ですが、茅野では数十年前からある有名なお店で、大きなお座敷もいく部屋かあり、御柱祭のあとの打ち上げや、小津安二郎記念蓼科高原映画祭の夜はここで監督さん、映画ファン、スタッフが一堂に会し、名物の馬肉のすき焼きをつつきながら、いろいろな話に花を咲かせるところだそうです。鎌田先生御用達のお店でもあります。鎌田先生の本にもブログにもでてきます。
来年はまた御柱祭の年が巡ってきます。でもこのお店は来年2月で閉店するそうです。ですからもうここで御柱祭の打ち上げをすることもないのでしょう。映画祭の監督居酒屋がここで開かれることもないでしょう。カメラを忘れて一寸残念。