私たちが毎日使っている電気炊飯器は優れた調理器です。温度を一定に保ってくれる保温モードはこうじの発酵にとても便利ですし、これを使って低温調理をすれば、お肉はぱさつくことなくしっとり仕上がり、野菜は煮崩れることなくきれいに仕上がります。専用袋で真空にして調理すれば栄養を逃さない真空調理もできますし、臭いが残ることもクリアできます。
最近の炊飯器は多種多様で、炊飯中に圧力のかかるものなどは、お料理中に材料が飛び散り調圧孔を塞いだことで事故が起こったします。私は低温調理に保温機能を使う程度に使っています。
★炊飯器の低温調理の注意点
- 炊飯器の保温機能は、釜の内部を70~80℃に保って菌の増殖を防ぐようになっていますが、機種によって違いますので、一度温度を測って確認してください。
- カンピロバクターや腸管出血性大腸菌による食中毒を防ぐためにの目安は、肉の内部の温度が75度で1分間以上加熱する、又は中心部の温度を63℃で30分以上加熱することです。
- 保温機能の場合、温度の立ち上がりに時間がかかり、細菌繁殖しやすい温度が長くなることを避けるため、調理前にお釜を温めておく、別鍋で下ゆでして熱い汁ごと入れるなど、早くに60度以上にする工夫をします。
- 政府公報安全オンラインをご覧になっていただくと参考になると思います。