寒い日には温かな汁物が食べたくなりますね。そんなとき主人はラーメンが大好き。なのでチャーシューを作り置きします。今夜はサンマーメン(生碼麺、生馬麺、三碼麺)にのせて『サンマーチャーシュー麺』に。これって中華屋さんのメニューにしても良いと思うけど。
※サンマーメン(生碼麺、生馬麺、三碼麺)はもやしのあんかけがのったラーメン。日本中どこでもサンマーメンはあるのかと思っていましたが、ここへ越し、また色々な地方のお客様と接してサンマーメンが通じず、横浜だけのものと知りました。小淵沢のパオパオさんでこれを取り入れたところ「秋刀魚がのった麺?」と聞く人もいるとか。すっと横浜で暮らしていたら井の中の蛙でしたーー。
塩麹を使い80度調理で作るチャーシュー
材料:豚肉(バラか肩ロースのブロック)1kg 塩麹(塩分15%なら)100g(塩分12%なら)120g 塩10g・・・これで肉にたいして塩が2.5%になる。香味野菜として人参、ネギ、生姜など少し
昆布入り塩麹の作り方 こちらから
- 豚肉のブロックにフォークを刺し味が染みこみやすくする。
- 塩麹と塩を混ぜたものを豚肉にすり込み、2~3日置く。
- 冬はあらかじめ炊飯器に少しの湯を入れて、『保温』モードで温めておく。
- 塩麹がついたまま、肉がかぶるくらいの湯が沸騰した鍋の中に入れる。この時香味野菜として人参、ネギ、生姜など少し入れると良い。
- 再び沸騰して、灰汁が出てきたら灰汁を取り、その汁と野菜ごと肉を炊飯器へ。
- 蓋をして『保温』モードで3時間おく。
- 時間が来たら、また汁ごとお鍋に移し沸騰させる。沸騰しアクが浮いて来ればOK。肉を取り出す。決して煮すぎないこと。
- 汁は冷まし、浮いた油が固まったらそれを除き、キッチンペーパーで濾してスープやお料理に使う。
- お肉はこのまま切って『ゆで豚』に。
- 又はフライパンにおろし生姜一片分、醤油大さじ2、みりん大さじ1/2~1、酒大さじ3を入れて肉に絡めながら煮詰める。これでチャーシューに。
★炊飯器の低温調理の注意点
- 炊飯器の保温機能は、釜の内部を70~80℃に保って菌の増殖を防ぐようになっていますが、機種によって違いますので、一度温度を測って確認してください。
- カンピロバクターや腸管出血性大腸菌による食中毒を防ぐためにの目安は、肉の内部の温度が75度で1分間以上加熱する、又は中心部の温度を63℃で30分以上加熱することです。
- 保温機能の場合、温度の立ち上がりに時間がかかり、細菌繁殖しやすい温度が長くなることを避けるため、調理前にお釜を温めておく、別鍋で下ゆでして熱い汁ごと入れるなど、早くに60度以上にする工夫をします。