今年もやってきました、ここへ。
ここはカムイミンタラ~神々が遊ぶ庭~と呼ばれる旭岳の懐です。
気温は高く、一見したところでは例年ぐらいの雪に見えましたが、登ってみると擂り鉢池もほんの少し水がたまっているだけで、鏡池は雪が溶けていず雪の原です。いつもなら足下を照らす小さなランタンのように並んで咲いているエゾノツガザクラも見あたりません。季節は確実に遅れています。
主人は展望台で赤い鳥さんを待つので、私は姿見の池を目指して花撮りに出かけます。
ハイマツ帯や岩場はすっかり雪が溶けて、キバナシャクナゲ、メアカンキンバイ、ミネズオウ、チングルマが咲き始めています。
でも噴気口付近から上はまだキバナシャクナゲも蕾です。ジムカデもコメバツガザクラ見あたりません。やっとやっとエゾノツガザクラを見つけたくらいです。
姿見の池も姿は映りません。
昨年は至る所で出てきてくれたシマリスもほとんど見かけません。主人は見たようです。まだ多くは冬眠から覚めていないのでしょうか。
そして主人の待つ赤い鳥もまだ上に上がっていないようです。でもノゴマは沢山楽しませてくれたようです。
お弁当を広げると大きな鳥がやってきました。餌を与える人がいるでしょうか、人慣れしたカラスです。ちゃっかりとホシガラスの看板の上でこちらを見ています。勿論何もあげません。
でもこの青い空と雄大な景色に十分に目も心も満たされました。やっぱりカムイミンタラです。
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噴煙あげる旭岳
- 旭岳とキバナシャクナゲ
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擂り鉢池とキバナシャクナゲ
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メアカンキンバイ
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チングルマ
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やっと見つけたエゾノツガザクラ
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