ペンション あるびおん

八ヶ岳 小淵沢の小さな宿に宿泊して、静かな時間と体に優しいお料理をお楽しみください。

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薬師岳(2780m) 観音岳(2840m) Part4

薬師岳(2780m) 観音岳(2840m) Part4

薬師岳(2780m) 観音岳(2840m)2004年07月06日~07日 Part4

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薬師岳山頂 6:20発

記念写真を撮ったら観音岳に向かいます。薬師岳と観音岳の間は花崗岩の白砂と大きな岩にハイマツの緑が映えてとても綺麗な登山道です。この時期丁度ハイマツの枝の先端には赤い花が咲いています。それはまた緑と赤で綺麗なのですが、丁度それをこすって歩くような位置ですからハイマツの花粉が洋服に付くし、舞い上がるしでタオルで口をふさいで歩きました。
またこの辺りにはピンクや白の可憐な花が風から身を守るように岩陰に咲いています。これが南アルプス特産種のタカネビランジです。また砂地にはクモマナズナやハイマツと一緒に岩にへばりつくようにハクサンシャクナゲが咲いています。

  • ハイマツの間を歩きます。

  • 花崗岩の滑りやすい砂地です

  • 眺めの良い登山道

  • 岩と岩の間の最後の登りです。

観音岳 6:50着

とうとう鳳凰三山のなかの最高峰・観音岳(2840m)に到達しました。360度のパノラマの景色を堪能します。今回はいけない地蔵岳のオベリスクもくっきりと見えます。ここまで来たらひとっ飛びで行きたくなるのですがそう簡単にはいかないようです。

  • とうとう念願の鳳凰三山の最高峰・観音岳までやってきました。

  • 観音岳山頂から地蔵岳のオベリスクとその向こうに甲斐駒岳を望む

北岳から甲斐駒、その手前に地蔵岳と雲の彼方に八ヶ岳までの眺め

山頂に遊ぶ

雲に手が届きそう

私と主人は更に高いところへと岩を登って写真を撮り続けました。もう二度と来ないかも知れない観音岳です。心おきなく楽しみます。


  • 田上さんと山を確認

  • ずっと歩いてきた道を振り返ります。うっすらと富士山も見えてます。

観音岳 7:20発

30分近く山頂で過ごし、歩いてきた道を戻ります。同じ道でも景色はきたときと変わります。花崗岩の砂地にはカモシカの足跡も見られますし、タカネビランジなどの可憐な花が目を楽しませてくれます。

  • 奇峰の間を下ります

  • こんな花崗岩の砂地の所にカモシカの足跡があります。

  • 観音岳をバックに

  • 名残惜しそうに観音岳を撮る。

薬師岳小屋 8:00発

朝に薬師岳小屋をでてから2時間で観音岳まで往復しました。ここから少し登り南御室小屋まで下ります。そこから苺平までの登りが今日の下山コースの一番辛いところですが、1時間はかかると思っていた登ですが40分ほどで比較的楽に登ってしまいました。後はひたすら樹林帯を下ります。この辺りから今日は登ってくる人に出会うようになりました。昨日は貸切だった山も昨日からお天気が続くとの情報に皆さんやってきたのでしょう。でも私達が下山し始めた頃から山は雲に隠れてしまいました。皆さんが眺望のきくところまで行くまでに晴れるとよいのですが。今日はこんなに人が上がってくるのではシカもカモシカも何処かに身を潜めてでてこないでしょう。

南御室小屋 9:20着
  • 今日はまだ人気のない朝の南御室小屋

苺平 9:57着
  • 苺平

杖立峠 11:30

    樹林帯の長い長い下りにそろそろ足が疲れてきました。

夜叉神峠 12:30

今日の夜叉神峠は一般の観光客でも賑わっていました。皆さんここまでお弁当をもって登っていらしたようですが生憎と今日は北岳が見えません。昨日はあんなに綺麗だったのに。ここで最後の食べ物も食べ干し後は駐車場まで1時間ほど下るだけです。でもこの最後の下りがとても長く感じたのは私だけでしょうか・・・・

夜叉神峠登山口駐車場 13:30

登山口駐車場の到着!!!やったー。そこで直ぐに目にはいったのがソフトクリームの看板。一目散にそこに向かったのは言うまでもありません。

1泊2日の薬師岳・観音岳登山はこうして無事終わりました。お天気はよく少し蒸し暑い中の登山でしたが熱中症になることもなく、誰一人落後することなくこうして元気に戻って来ました。
今回は登山のベテランである山岳ガイドの田上さんにご一緒していただいた安心感がこうしてゆとりある登山が出来た理由かも知れません。先がよく見える方がいると、ペース配分や次の目標までの目安が出来て歩きやすいのです。

皆様本当にお疲れさまでした。お世話になりました。来年は北岳かな?

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