お天気が危ぶまれる中の出発。行き先は伊東温泉。どうしても山にいると海に出たくなるようで、海辺に行くことの多い振興会の旅行です。
幹事さんにお任せ旅行で、お昼は御殿場の魚啓へ。お店に入って目が点になったのは一抱えもあるかき揚げが2枚重ねになっているのが、女性二人の席にあったことです。1360円のかき揚げ定食だそうです。びくりしたものの、私たちに仲間はさすがダレも頼む人はいず、特上海鮮丼やカンパチの煮魚定食など。テレビで放映されたばかりとかで、平日でもかなり混んでいました。
十国峠当たりでは少し雨が降り始め、霧の中峠を越えて一路伊東温泉へ。お夕食もたっぷりいただき、ゆっくり温泉に浸かり、夜はおしゃべりに花が咲き、長老・ペンションわっのオーナーに今年も元気をいただく事になりました。いつもこうして一緒に旅行をすると、わっさんのバイタリティーを見習って、私たちも生涯現役でいたいと願うのです。
2日目は朝から快晴で、暖かくてさすが伊豆です。
いつも睡眠時間が短く、宵っ張りの私は、11時頃休んだので4時頃から目が覚めてしまいましたが、床の中でゆっくりとしていました。これが旅の良さ。起きてもする事ないですからね。
朝風呂、朝食のあとはどこへ行くのかも分からないほど幹事さんお任せなのですが、ホテルを出てすぐに以前にも行った干物屋さんでまずはお土産確保。小さなお店ですが美味しい干物屋さんなのです。私たちだけで鯵やエボダイは売り切れごめん。
次はどこどこ・・・と思っているとすぐに停車。そこは昭和初期の木造三階建温泉旅館「東海館」でした。松川沿いにある老舗旅館の東海館は1997年に廃業して、現在は伊東市の文化財として一般公開されています。まず玄関には鶴と朝日のすばらしい彫刻が施されていますし、磨き込まれたつややかな床、客室の飾り窓、床柱、彫刻、客室や大広間の障子など贅沢な作りです。松川を見下ろす窓辺に座ると、小さい頃両親と来た熱海や伊東の旅館を思い出します。
心残りは甘味処の蜜豆が美味しそうだったのに、もうすぐお昼だからと却下されたこと。果物が沢山のっていて美味しいそうでした。
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松川から見る東海館全景
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東海館 唐破風の玄関
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東海館 客間
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舞台の彫刻、レトロな照明、釘隠し、銘木、書院障子の格子細工など見所いっぱいの大広間
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客間より松川を望む
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磨き込まれた東海館の廊下
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可愛い伊東観光番
東海館を出たのが12時近く。そこから真鶴に向かい海岸線を走ります。お天気が良くて素敵なドライブ日和。そして福浦港のみなと食堂へ。こんなところに道があるの?この先にお店があるの?と不安になって来た頃お店が現れました。まさに港にあるみなと食堂でした。海を見ながらのカウンター席もあり、潮風を感じながらのお食事も良さそうですが今日は中へ。昨日からお魚づくしのとどめがここです。朝からもうお腹がいっぱい。もう入らないといいながら、ここでも盛りだくさんの定食を頼む面々。元気は食べることから・・・いいことです。
今日はどこを走っても、空も海も青く、山々は紅葉し、雪化粧した富士山は凛々しくドライブ日和です。
最後にモミジに彩られた富士屋ホテルでティータイムです。前回も寄りましたが、今回はとても活気に満ちていているように感じました。
今回は幹事さんの選んだお店、ホテル、コースが素晴らしく、夕日に照らされた富士山を見ながら八ヶ岳へと戻ってきました。幹事さん、運転手さんお疲れ様でした。感謝。