午前中野鳥ガイドに参加されたお客様は、目的のイスカを思う存分見られたそうで、とても喜んでお帰りになりました。昨日は風が一日中吹き荒れ、フクロウもコミミも出てこなかったので、本日イスカが見られて本当に良かったです。これが本日１番最初に良かったことです。
白鳥恵美子＆中村由利子 ジョイントコンサート
そして今日は土曜日ですが、以前から予約していたコンサートがあり、お休みさせていただきました。
コンサート会場は八ヶ岳高原ロッジのコンサートホールで、白鳥恵美子さんとピアニストの中村由利子さんとのジョイントコンサートです。
白鳥恵美子さんはトワエ モアの頃より美しい歌声のファンです。そして中村由利子さんは横浜出身で、２５年前のデビューコンサートを横浜で開いたときに聴いて、その柔らかで澄んだピアノに一目惚れ。そのコンサートは私たちが八ヶ岳に移り住む直前のことで、ペンションでのＢＧＭは中村由利子さんのピアノと決めました。それから大分長く朝食の時のＢＧＭとしていつも流していました。その後ご縁があり主人は由利子さんとお目にかかった事があのですが、私は２５年ぶりです。ですから今日のコンサートは素敵なお二人のコラボで、とてもとてもたのしみでした。
その会場に向かう道すがら、主人が目の前にフクロウを見つけました。いつも見ている主人でさえ、今まで一番近い距離という近さです。しばし私たちと見つめ合っていましたが、やがて後ろへと移動、そして大きな翼を広げ車の前を横切って行きました。今日も強風が吹いていて、フクロウが見られる条件としては最悪の日です。それなのに本当にラッキーでした。これが２番目の良かったこと。
フクロウが飛び立ったあと走り出すと、今度は彩雲が見られました。彩雲は昔から吉兆とされると聞いていたので、ますます本日はラッキー。これが３番目の良かったことです。
会場に入り口に着くと、まずは席に抽選です。わが家は家族３人なので３人席用の抽選カードが３枚有り、真ん中のカードを私が引くとなんと前から２番目でしたが一番左端でした。『ごめんね、端を引いちゃった」と家族に謝っていると、主人が親しいスタッフの方が「そこはピアノの鍵盤がよく見えて良い席ですよ」と言われました。
本当にそうでした。フラットな会場は、中心席の２列目以降は必ず前の人の肩越しにステージを観ることになるのですが、私たちは斜めになっている席の２列目なので、何の障害物もなくピアノ弾く中村由利子さんと白鳥恵美子さんが歌う姿を見ることが出来る席でした。これが４番目に良かったことです。
八ヶ岳高原ロッジ コンサートホール
私たちの席からステージを見る
開場から開演までの１時間は、前室に用意されたワインやジュース、それにサンドウィッチなどをいただきながら過ごします。午後５時から７時のコンサートなので夕食が遅くなるので嬉しいサービスです。でもこの時間にする意味もあるのですね。この時間なら外がまだ明るく、やがて徐々に暮れゆく景色の変化も素敵な演出となるのです。
さー開演です。由利子さんの「ピアノ・ウィンターロマンス」で始まり、次は伴奏無しで、白鳥恵美子さんは澄んだ声で「冬の星座」を歌いながらの登場です。お二人は昨日から高原ロッジに入り、今日の打ち合わせをしたそうです。全くお二人だけで、楽器はピアノと恵美子さんのギターだけで、それがまたとても良かったです。
途中で由利子さんが「お客様のおっしゃった情景を即興で弾いてみます。」という時間がありました。私は勇気を出して手を上ると、白鳥恵美子さんが私の目の前に来てマイクを向けてくれたことにも感激。そしてここへ来るときにフクロウが目の前を飛んでいったことを話しました。フクロウを飛ぶところなど見たこともないのでちょっと戸惑ったようですが、それでも雪の原に大きな鳥が羽ばたく様子を素敵に表現して下さいました。これが５番目に良かったことです。これは本当に予期しない最高のラッキーです。
コンサートが終わり外に出ると、夕方は強風と真っ白な雲に覆われていた空は、満天の星に輝いていました。「星が大きいね」というと、主人は「ここは小淵沢より高からね」ですって。５００ｍ確かに高いですが・・・（笑）
３人で素敵な気持ちで空を見上げていると、恵美子さんの歌う『冬の星座』が聞こえてくるようでした。
お夕食は予約しておいた大泉の「魚ZENZOW」さんです。カウンター席で特選海鮮丼や、生牡蠣、白子、あん肝などいただいてると山にいること忘れそうです。生牡蠣の苦手だった娘もお代わりするほど美味しかったです。これはなんと６番目に良かったことです。こんなに良いこと尽くめの日も珍しいことでしょう。
本当に今日という素敵な日を家族３人で過ごせたことに感謝です。
特選 海鮮丼
白子
