木々の葉で覆われ、すっかり暗くなってしまった裏の林の中で、野草には珍しいほどの鮮やかな朱色の花が風に揺れています。
そして時折木漏れ日が当たると怪しげに光輝くその花はフシグロセンノウです。
よーく見るとこの花の花びらは金粉をまとっていました。暗い中で目立つためでしょうか、少しでも光を集めるためでしょうか・・・・
花言葉は「転機」「機智」「恋のときめき」です。暗い林の中でこの花に出会うとどきっとするし、他を寄せ付けない凛とした姿です。
以前は小淵沢の沢沿いなどでよく見かけましたが、だんだんその姿も見えなくなりました。昨年中山道の鳥居峠を歩いたとき、やはり暗い山道でこの花に沢山で合いましたっけ。
なかなか裏の林でも増えてはくれませんが、暗すぎてあまり花の咲かない時期にこうして毎年咲いてくれるのが嬉しいです。
この花が咲くと、そろそろ夏も終わりです。
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