各地で豪雨被害が出ていて、本当に日本の、そして世界の気象はどうなってしまったのでしょう。「今までに経験したことのない様な大雨」とか「直ちに命守る行動を」とかのニュースを聞くだけで、本当に自然の恐ろしさを感じました。いつもは自然の恩恵をありがたく受けていて、その反面の猛威を忘れてしまうのですが、またまたその猛威をみせつけられました。
今回被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
私は水害を経験したことはないのですが、2005年9月に岩国から津和野に向けドライブしたときに、水害に遭ったばかりの村を通り抜け、その恐ろしさを目の当たりにしました。今回もニュースを見るたびにあのときの光景が脳裏に蘇り、被害に遭われた皆様がこれからその後始末にどんなにか苦労をされるかと思うと心が痛みます。
暑い中での片付け作業になると思いますが、どうか身体にきをつけながらなさってください。
2009.9.20のブログより
昼食の後岩国の町を少し歩きあるお店に入ったところ、台風14号の時にこの辺りの水浸しになった様子、錦帯橋の流れる様子をお店のご主人が撮った写真で見せてくれました。
その後国道187号線をひたすら走り津和野に向かいます。この道は錦帯橋の下を流れる錦川を上流へと辿る道です。錦帯橋から20分ほど走った頃から片側通行のところが出てきました。やがて壊れたドライブインが見えます。そして進んでいくと民家の集まった集落に出ましたが、そのほとんどが1階部分が浸水したようで家の中ががらんどうです。玄関や窓を開け放し、壊れた部分はビニールシートで覆い、家の中を乾かしている状態です。人もまばらですが、居る人たちは後片付けに追われているようです。国道の高い木の上にも沢山のゴミがひっかかっています。横を流れる錦川は中州もありそれほどの水量もなく、国道からはかなり下を流れています。その水が国道に溢れ、さらに家々の1階部分のかなりのところまで浸水したとは想像し難いことですが、現実に目の前にはその後の光景が広がっています。これではあの頑丈そうな錦帯橋も流れてしまうっだろうと思います。この後調べましたら「錦川が増水し郊外の藤河と多田地区を中心に1,299世帯が床上浸水するなど大きな被害が出ました。」とのことでした。また一時錦川の水が8mのなったとの報告もあるそうです。増水でこの道路と川の境目も見えなくなってゴーゴーと流れていた時にはどんなにか恐ろしかったことでしょう。一日も早い復興をお祈りいたします。