落とし文・・・なんてすてきな響きでしょう。
でもまだ私たちの時代には、それに近いようなことありましたね。他の人に知られたくない手紙を廊下でメモのように落としたり、下駄箱に恋文が入れていたり。
今は何でも携帯電話やメールだから、そんなことないのでしょうね。「早く電話を切りなさい」と家族に言われないし、だれからの手紙なの・・・と詮索されることもなくて良いけれど、情緒はなくなってきましたね。
それに今の世の中で「落とし文」なんてしたら直ぐに人混みに紛れてつぶされちゃいますね。
さて、前書きが長くなりましたが、この写真に写っているのは「おとしぶみ」です。
見たことありますか?
オトシブミ科の昆虫(ソウムシに似ている)が葉を切って巻き付け、その中に卵を産んでいるのです。育児シェルター、ゆりかごです。
これをこのままおいて観察していると一ヶ月くらいでオトシブミが穴を開けて出てくるそうです。
これは 八ヶ岳倶楽部のスタッフさんが集めておいてあったものです。観察しているのでしょう。
これを作るまでの過程を見るとなかなかすごいです。興味ある方はオトシブミの国でご覧ください。