毎年秋になると一回は行ってみるのが吐龍の滝(吐竜の滝)です。娘の奈々がまだ4歳くらいの時、ここで拾った実を見せに来て、そこにサルナシの木があることを知ったのも懐かしい思い出です。それは北海道ではコクワと呼ばれている木の実でキィウイフルーツの小さなものです。梅干しくらいの実なので手間はかかるのですが、一つ一つ果肉を絞り出してジャムにすると美味しいのです。さて横道にそれましたが、ここ川俣渓谷の秋は八ヶ岳の南麓の中ではブナ、ナラ、ナナカマドなどと13種のカエデに彩られ朱がとても鮮やかな紅葉です。この川俣渓谷に流れ落ちる吐龍の滝は、苔の緑と紅葉の葉と真っ白な水しぶきが美しいコントラストを見せ、なんど訪れてもいつも感激します。いつも大泉から入り吐龍の滝入口から10分ほどで滝に着きます。さらに登っていくと足場の悪いガレ場や鉄バシゴなどもあるのですが、いくつもの淵が現れ、そこにはイワナが泳いでいたり、美しく紅葉の木々を写していたり、飽きることのない渓谷美を見せてくれます。東沢大橋から吐龍の滝までのハイキングも素敵です。(川俣東沢渓谷自然観察道) 足場が悪いのでしっかりした靴で歩いてください。例年紅葉の見頃は10月中旬から下旬ですが年によって違いますのでお問い合せ下さい。
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