八ヶ岳・小淵沢ペンションあるびおんが紹介する川俣渓谷・吐龍の滝のページです。
2000.12.06(水)
赤い橋の脇に上の看板がありますのでそこから下り始めます。川面はまだまだずっと下です。 |
かさかさと落ち葉を踏みながら下りてきたら、あの八ヶ岳おろしは深い谷底までは届かないらしく、暖かな日溜まりとなっていました。今度は見上げて見ましょう。上には大きな岩の壁が現れてきます。その岩からは湧き水がしみ出ていて、細いつららとなって下がっているところもあります。こんな寒くなって渓谷を歩くなんてと思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、冬ならではの景色や表情があるのです。鬱蒼と緑が茂っているときには見えないものが、この時とばかりに私達の目の前に現れてくるのです。この渓谷にこんなに陽が射し込むのもこの季節だけですから。今日はそんな『日溜まり渓谷歩き』を楽しむことにしましょう。★印の付いている写真は大きくなります。 |
★急斜面は滑らないように慎重に! |
湧き水の凍った滝です |
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★屏風岩 |
★川面がキラキラ冬の陽に輝いています |
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足下だけでなく上を仰いでみましょう。 |
★いたる所に板状節理が見られます。 |
羊岩 |
深い淵、浅い淵、大きな滝、小さな滝がいくつも現れ、それらを眺めながら岩を越えたり、橋を渡ったり、丸太梯子を登ったり下りたり、変化とスリルに富んだ楽しい渓谷歩きは続きます。いつもはおしゃべりに花が咲いてしまう私達ですが、今日は足下に気を配ったり、それぞれ手にしているデジカメであっちの岩、こっちの滝と次々現れる視写体に向かうのが忙しく、いつもよりは静かなハイキングとなった気がします。私は今日、陽を浴びて蒼々と輝く苔に魅せられてしまいました。木々は葉をおとし、岩肌をむき出しにした渓谷の所々に現れる苔むした岩は、ハッとするほど明るく輝いています。これも、ここまで陽が届く、今の季節ならのものなのではないでしょうか。 |
清流は深い淵を作ったり、様々な滝を作りながら流れていきます。イワナも今は岩陰に隠れているのでしょうか? | ||||
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冬の渓谷でこんな緑に会えるとは新鮮な驚きです。 | ||||
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←苔のアップです。→ | ||||
★岩にからみついた根っこ | ★岩からの湧き水が渓谷へと流れます | ★岩からの湧き水が氷柱となっています。 | ||
お昼は吐龍の滝少し手前で、前に川が流れている広々とした広場が現れましたのでここでお弁当を広げることにしました。気が付いたら、輪にならずみんな川に向かって座っていました。やはりキラキラと輝く流れを見ながら食べたかったのでしょうか。風もなく穏やかな日溜まり食堂は、お弁当交換とおしゃべりにいつものように賑やかでした。
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どの季節にきても美しい吐龍の滝に到着です。さすが今日は冬の平日とあって私達以外の人は見かけません。紅葉の時期には平日でも結構な人出があるのですが。さて、この近くにはあるびおん御用達のフルーツパーラーがあるのです。主人がそこの蔓にぶら下がるようにして揺すると「ポットン」、「ポットン」、「ポットン」・・・・と何かが落ちてきます。枯葉の中にそれが落ちると見つけにくいのですが拾ってみんなにご馳走しましょう。落ちてきたのはサルナシの実です。小さな小さな和製キィウイフルーツです。薄い皮の中には鮮やかな緑の実とごまのような種が入っています。味も香りもキィウイフルーツを濃縮したように濃く美味です。デザートが終わったら駐車場へと向かいます。 |
吐龍の滝 | ||||
←いったい何を探しているのでしょう? 今サルナシの蔓を揺すって高い所になっている実を落としたのです。 これがサルナシです。→ |
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今日のハイキングも無事終わりました。吐龍の滝から10分ほどで朝、車を2台置いておいた駐車場です。駐車場着12:30です。歩きはじめが10:00でしたので約2時間半です。でも休憩や写真を撮っていた時間も多かったので歩いた時間は正味1時間半くらいだと思います。今日はお天気にも恵まれ、快適な冬のハイキングができましたが、これからますます寒くなり雪が降ったり、凍結したらとても危険になります。状況を見極めて無理をしないようにしましょう。 |
川俣渓谷・吐龍の滝ウォーク | |||
秋の吐龍の滝 | アルバム | 紅葉 | |
冬の川俣渓谷・吐龍の滝(どりゅうのたき)を訪ねて | 2000.02.27 | 凍った滝を撮りに行きました。 |
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