入笠湿原、大沢山スノーシュー初体験
2004.02.29(日)

 朝は雪が降っていて喜んだのに歩き始めようとしたときにはかなりの雨。今日はスノーシュー初体験の浜口様ご夫妻をご案内します。お二人は秋に入笠山に登り、素晴らしい景色はご覧になったそうですから、今日は霧の向こうに素晴らしい景色を思い出していただき、スノーシューというものを体験したり、冬の雪山の素晴らしさを少しでも感じていただけたらいいのですが・・・・・
 ゴンドラ山頂駅のレストランで雨が弱まるのを待って出発しました。今日のコースはレストラン横からアカノラ山に入らずに車道を少し歩き、パラボナアンテナのところから「スズラン群生地へ」という標識に従い左に入ってゆきます。(右写真)昨夜の雪で踏み跡は消え、フワフワとはいきませんが新しい雪を歩くことが出来ました。林の中の木にまかれた印をたどって下るように歩くとやがて視界が開けます。そこがスズラン群生地の一番上になります。眼下に入笠湿原が広がり、その向こうに山彦山荘も見えます。斜面を下って山彦山荘を目指します。この斜面全体に6月中旬には可憐なスズランの花が咲き、あの何とも言えない薫りに当たり一面包まれるのです。入笠湿原の大きな看板の前についた頃もう一組3人の方がスノーシューでやってきました。今日は私達とこの方達だけのようです。




 大きな看板の前でいつものように記念写真。仲の良いお二人に勧められて遠慮がちにカメラに収まりましたが、カメラがちゃんと私をぼかしてくれたようです。雪が降ったばかりなのですから木々にも付いているはずなのですがこの雨ですっかりと木々の雪は溶けてしまったようです。でもそのお陰で「天女の舞」正式名「サルオガセ」が松の枝で揺れているのがはっきりと見えます。モノトーンの世界でその淡い緑が揺れると本当に天女が舞っているようです。
この下の写真は浜口様撮影のサルオガセです。
 さてこんな景色を眺めながら歩いているとマナスル山荘到着です。きな粉餅と山菜そばをいただきながら今後のコースを決めることに。本日もきな粉餅は好評です。さて外は霧も深くなって雪かみぞれが少し降っています。でもここまできたので、いけるところまで大沢山に向かうことにしました。
 大沢山の斜面は風の当たるところには雪が無く、それでも昨夜の雪のお陰でスノーシューで歩くところは十分雪があります。でもスッポリと霧に包まれ、あの素晴らしい景色は山頂に行っても見ることは出来そうにありません。そこで途中から右にコースをとり中腹を横切るように歩き下山することにしました。
霧に包まれながらもスノーシューの感触を楽しんで・・・
 帰路は入笠湿原をスズラン群生地へとコースをとらず、その下を左に登り、一旦車道にでてから「ゴンドラへ」の標識通りに林の中を歩いて山頂駅に戻りました。
皮肉なことに山頂駅に近づくにつれ霧も晴れてお天気も回復してきました。
 「午後から晴れる」という予報がずれてしまい、ゴンドラで降りて車に乗る頃には少し晴れ間も見えてきました。生憎のお天気でしたが「今回は入笠の雪景色と家内のスノーシュー初体験が目的でありモノトーンの入笠湿原・・・なかなかgoodデシタ。」とメールをいただき私達もほっとしました。
  

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