2002.02.01(金)晴れ PART1 コース地図 コースタイム |
昨日までの冷え込みが嘘のような風もなく雲一つない穏やかな冬の一日をスノーシューで楽しんできました。今日のフィールドは入笠高原です。富士見パノラマスキー場のゴンドラを利用して山頂駅まで行き、そこからいつもならスキーで3Kmのダウンヒルを滑るのですが、今日は山頂レストランの横を入笠山の方へと歩きます。スキーヤーに混ざってスノーシューを抱えて3人でゴンドラに乗ろうとしたときです。係の若き男性がにこやかに「入笠でございますか?」といって、「どうぞお気を付けて」と声をかけてくれました。ちょっとしたことなのですがこんな一言がこんなに気分を良くしてくれるものなのですね。ゴンドラからは青空に映えて八ヶ岳・蓼科の山々がまさしくパノラマで見渡せますし(右の写真)、今日はとても素晴らしい1日になりそうな予感!! さて山頂駅からレストラン前を横切り、その突き当たりには雪に埋もれた緑の案内地図があります。ではそこでスノーシューを履きます。 |
スキー場山頂駅かからの八ヶ岳連峰です。 | ||
山頂駅と山頂レストラン | 案内板 | 下へ下っていくスキーヤーや八ヶ岳の山々を後目にスノーシューをつけています |
歩き始めは幅広く踏み跡があります。抜けるような青空に唐松の梢がそびえ立っています。極緩やかな下りを約15分歩くと写真右のような標識が見えます。ここから左の林の中に入り下ってゆくとすぐに入笠湿原にでます。ここも細く踏み跡があり、迷うことなく進みます。ウサギの足跡はあちらこちらに自由にのびています。林を抜けると明るい雪の野原が目の前に広がります。そこがスズランの群生で知られている入笠湿原です。前方には優しげな入笠山が見えています。今日はお天気がよいので雪の原に出るとキラキラと雪の輝きがまぶしく目に飛び込んできます。私達以外誰もいない湿原は静まりかえっています。行く手左側にはゆるい斜面が広がり、今は踏み跡もない一面の雪の原ですが、ここがスズランの群生地です。また初夏にはアヤメやオダマキ、クリンソウなどがきれいに咲くところでもあります。今日は踏み跡をたどり湿原の標識の前で記念写真を撮ったら右の山彦山荘の方へと登ってゆきます。山彦山荘からは入笠湿原が一望できます。ここは昔々スキー場だったそうです。ハイキングコースに入ってから約10分で山彦山荘です。 |
山彦山荘から一望の入笠湿原です。 |
山彦山荘から左・マナスル山荘方面へと進みます。ここからは夏の車道ですので道が広くなります。この道を10分歩くと右側に青い大きな案内板が見えてきます。ここで今来た広い道は真っ直ぐにマナスル山荘方面に延びる道と、左の三平ロッジ方面への道と分かれます。左前方はゆるい斜面が広がり、上からクロカンのシュプールや、スノーシューで歩いた跡が幾筋も付けられています。ここも春から夏にはお花畑になるところです。今日はマナスル山荘へと向かいます。程なく右に天体ドームのあるマナスル山荘(0266−62−2083)が見えてきます。ここは通年営業ですので心強い見方です。休憩して持ち込みのお弁当を食べる場合は休憩料500円を払います。山荘のメニューを注文すれば休憩料はいりません。寒い冬は冷えたお弁当よりここで温かいお蕎麦でもいただいた方が体が温まります。でも今は時間も早くお腹もすいていませんので通り過ごして先に進みます。するとすぐに左の写真のような大きな看板が見えてきます。この看板の前を右へと登ります。ここからは全く踏み跡ものく一面の雪の斜面です。ここは大沢山の西斜面で牧場となっているところです。目印というものはありませんがとにかく斜面左の方へと登ってゆく(右写真)と上には牧場門とパラボラアンテナが見えてきますのでそこまで登ります。登りはコースの取り方にも寄りますが、写真を撮りながらで25分です。高度を稼ぐにしたがって左側の視界が開け、中央アルプス、北アルプスが白い嶺々を輝かせて鎮座しているのが目に飛び込んできます。こちら側も雲一つなく、青すぎる青空に一層白が映えます。でもこの頃からデジカメの調子が悪くなり、写真がいまいちなのが残念です。きっと気温の低さで調子が悪くなったのかも知れません。また下ると自然に治っているのです。でもこれらは帰って写真を見て気づいたことです。 |
中央アルプスが顔を覗かせています。 | 踏み跡のない雪の斜面を登っています。 | |
中間点ですがこんなに中央アルプスが見えてきました。 | ||
中央アルプス | ||
ブッシュをくぐり抜けたり、景色を眺めたり休み休み登ります。こんな素晴らしい景色とフィールドを私達だけで占領して良いのでしょうか? | ||
いよいよ正面にパラボラアンテナが見えてきましたね。 | ||
さてこのパラボラアンテナからの絶景がカメラのせいでいまいちなのですが・・・・ 空はもっともっと青かったのです。 |
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北アルプス遠景 | ||
北アルプスの穂高・槍ヶ岳のズームアップ | ||
このズームアップの山は乗鞍岳と思うのですが・・・ | ||
伊那方面と中央アルプス |
さてカメラが不調とも気が付かず、この絶景に写真を撮りまくり、中央アルプスを背に記念写真まで撮って、この景色を眺めながら美味しくチーズを頬張りました。パラボラアンテナを背に左によるとスキー場の向こうに富士山が見えます。今度は富士山を眺めながら来たときとは別にコースを取り、新しい雪を踏みながらマナスル山荘へと下りて行きました。そしてここのお母さんもとても愛想良く、美味しいお漬け物とお茶で迎えてくれました。その頃には程良くお腹もすいて、山荘ではきな粉餅と山菜蕎麦を頼みました。きな粉餅は揚げ餅にきな粉をまぶしてあるのです。疲れた体のエネルギー補給に最適。食べ終わった後もお母さんとしばらくおしゃべりをして、ゆっくりと休んでまた入笠湿原を通り抜けて、パノラマスキー場山頂駅へと戻りました。今日は午後になってもモヤがかかることなく、またスッキリとした八ヶ岳が私達を迎えてくれました。少し楽して帰りたい方は入笠湿原に下りないでそのまま車道を進んでください。しばらくゆくと車道は少し左にカーブをして続きますが、右に白い窓枠が目立つ入笠小屋(写真左)が見えてきますのでそこを右に曲がります。すぐに早稲田スズラン寮(写真右)も見えてきます。そのまま所々にある標識の通りに車道を歩くとゴンドラ駅へと着きます。この道は上り下りが少ないコースです。帰りに「ゆ〜とろん水神の湯」で体を温め疲れをとるのも良いですね。 ★もう少し健脚コースとして大沢山周辺一周コース、大阿原湿原コースなどもあります。4時間くらいかかりますので充分な装備、地図などを用意してください。山小屋などでコースの確認をすることをお薦めします。 ★今日はこんなにお天気に恵まれましたが、ガスがかかったり、雪が降ったりすると山の表情も一転します。踏み跡も雪や風で消されてしまいます。悪天候の時は無理しないでくださいね。よく山小屋などで現地の情報を集めてお出かけ下さい。 ★この時季雪があるのでクロカンやスノーシューで湿原やお花畑を歩くことができるのです。雪が少ないときは決してむやみに踏み込まないように気を付けましょう。雪の下ではスズラン、アヤメ、オダマキや、クリンソウ等が花咲く季節の備えてそっと息を潜めているのですから。マナーを守って入笠高原の四季を楽しみましょう。 |
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今日のお土産 | ||||
雪の風紋に上にウサギの足跡 | なんの足跡? 左右斜めに並んだ足跡が続くのと5本の指の跡があるのでテンかなと思います。 |
何の糞かな? これも大きさからいうとテン位の動物の糞です。 |
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青空に白く花が咲いたように見えるのはなんでしょう? | 左のズームアップ それはマユミの花が木に付いたままドライになたものです。 |
何の糞かな? まん丸な黄身ボーローの様な糞でした。 |
参考コースタイム(歩行時間約2時間) |
ゴンドラ山頂駅 →(15分)→ ハイキングコース入口 →(10分)→ 入笠湿原・山彦山荘 →(10分)→ マナスル山荘 →(25分)→ 大沢山山頂パラボラアンテナ →(20分)→ マナスル山荘 →(10分)→ 入笠湿原・山彦山荘 →(30分)→ ゴンドラ山頂駅 |
マナスル山荘 0266−62−2083 |
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山菜蕎麦 800円 | 休憩して持ち込みのお弁当を食べる場合は休憩料500円を払います。山荘のメニューを注文すれば休憩料はいりません。 | きな粉餅700円 お餅が2個です。 |
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