大雪から10日経ちましたが、まだ雪の山は路上に続き、屋根に積もった雪が氷の塊となって、昨日あたりから地響きのような音をたてて屋根から落ちてきます。やっと除雪したプロパンや灯油タンクまでの道をまた埋め尽くしたり、ベランダを覆い隠したり。それは女性の力では持ち上がらない氷の塊で、主人は1日中それをまたかいています。裏の林もベランダの雪や屋根の雪で積雪量は減るどころか増えています。
今年の春の花たち(カタクリやエンゴサクなどなど)は地温が下がって遅れることでしょう。今週から小学校の通学も始まり、歩道の無い道や屋根からの雪などで怪我の無いこと祈ります。
春が待ち遠しい今日この頃です。
でも今日は塩尻の小さな映画館『東座』でジャンヌ・モロー主演の『クロワッサンで朝食を』という映画を観てきました。登場人物は少なくジャンヌ・モローの家政婦役のエストニアの個性派女優ライネ・マギの演技も素敵でした。冬の寂しげな巴里の街の中で熟年女性二人がそれぞれ自分の生き方をさぐる様子が描かれています。共にエストニア出身という設定で、決して華やかで無いけれど、ジャンヌ.モローの演じるフリーダは長年パリで暮らしているので生活も着る物もおしゃれ。あんな年をとってもそのおしゃれが身についている事が素敵です。でも私はライネ・マギ演じる家政婦アンヌの着ているエプロンドレスが気に入り、早速お友だちに仕立てもらおうとスケッチしておきました。やはり私にはフリーダの着ていシャネルよりエプロンドレスぐらいが丁度良いです。(笑)