シモバシラに出来た霜柱です。
もっとも、霜柱が出来るからこの植物はシモバシラと名が付いたのですが。
これはこの時期しか観られない自然現象で、もう少しすると消えてしまいます。
上部が枯れても茎が丈夫で道管が残るような植物に見られる現象です。
寒くなり始めは地下の根はまだ吸水していて、それが上部の道管からしみ出て出来た霜柱です。もっと寒くなると地下も凍って吸水しなくなり、上部の道管も凍ったり溶けたりを
繰り返すと壊れてしまうので、寒くなり始めた頃に零下になると見られます。
これはとても繊細な霜柱でした。
寒い地には寒いからゆえのご褒美があります。