八ヶ岳・小淵沢のペンションあるびおんによる精進ヶ滝の紹介

南アルプス国立公園 新緑の精進ヶ滝 落差は121メートル
日本の滝100選

2006年5月16日(火)

精進ヶ滝の遊歩道マップ



 2006年6月11日のポレポレイベントの下見に精進ヶ滝へ行って来ました。今日は生憎と雨が降っています。でも濡れた新緑が綺麗で、登山口までの林道も素敵な景色です。牧原の信号から精進ヶ滝林道を30分ほど走ると駐車場。今日はしっかり雨具を来て歩き始めます。
 昨年久しぶりに来たときは、立派な吊り橋が架かり、鉄ばしごが架かり、道が整備されとても歩きやすくなったと感じたのですが、こうして雨が降ると鉄梯子も苔むした岩もとても滑りやすく、今日はしっかりとした登山靴を履き、慎重に歩きました。今回同行した仲間は高所恐怖症ぎみで、高い鉄梯子の間から下に渓谷が見える所などは結構スリルがあったようです。雨が降っても南アルプスの鳳凰三山(ほうおうさんざん)の北端から花崗岩の間を流れてくる石空川(いしうとろがわ)の水は清んでいます。では新緑の渓谷道をご案内いたしましょう。
 
 
 
一の滝(魚止めの滝)と吊り橋を挟んでその上に二の滝(初見の滝)
 5月半ばの今日は渓谷道に春の山野草が沢山咲いています。紫のラショウモンカズラ、シロバナオドリコソウ、ユキザサなどの花が咲き、岩にはツクモコザクラ、岩たばこやシダの葉が雨に濡れ光っています。
 

ラショウモンカズラ

ユキザサ




 二の滝(初見の滝)の瀑布を見ながら急な鉄ばしごを登ります。真っ白なしぶきが緑の滝壺に降り注ぎます。
 

 左手に続いて現れるのは三の滝(見返りの滝)です。落差は低いのですが、今日は水量が多く、豪快なしぶきを上げています。




 さらにおにぎり岩や緩やかに流れる竜洗峡を見ながら歩きます。渓谷を囲む木々も、岩の苔も柔らな緑の光を放しているようです。この美しさ、爽やかさに雨に打たれているのも忘れて歩いてしまいます。ゆっくりと1時間も歩くともう直ぐ精進ヶ滝です。
シロバナオドリコソウ

緑に囲まれ滝の白さが引き立っています。
 雨の中でお弁当を食べ、下りは一層慎重に下ってきました。今日は雨のため滑りやすかったのですが、来月のイベントではこんなお天気の時は中止になると思います。ですから安心してご参加下さい。爽やかな渓谷トレッキングをご一緒に楽しみましょう。イベント詳細はこちらから

精進ヶ滝への道は崩れやすく、閉鎖されていることもありますので、事前に産業観光部 観光課 精進ヶ滝HP 電話0551-42-1351 で確認されることをお薦めします。
 このHPを運営している「野鳥とリスの宿あるびおん」は中央道・小淵沢インターから車で5分のところにある小さな、静かなペンションです。八ヶ岳周辺、白州、武川周辺を楽しまれるのに、起点、終点としてとても便利な宿です。オーナーは観光や遊び、お花見、紅葉、野鳥の情報でいっぱいです。お泊まりになった夜は、インターネットに載せていない穴場、隠れた最新情報でアドバイスできるかもしれません。

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